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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

商売の裏話 引き際

2008年12月04日 | 千伝。
最近、円高で輸入品を扱えば儲かる時期なのですが、仕入れても営業に行くのが億劫になるこの頃です。

小生・・輸入業からも撤退を始めています。

先日、久しぶりに取引をしている香港の某社からメールが入っていました。

雨具(ポンチョ)を売れないか・・という問い合わせでした。

こういう場合ですが・・輸入業者の基本(輸出業者の基本ではないです)として、心に肝を銘じなければならないことがあります。

はじめに見積りをさせることとサンプルを貰うことです。
単価と最低数量と出荷条件、支払い条件・・等々です。

それから、自分のチャンネル(窓口)ルートを幾つか確保していることが重要です。

例えば、上記のポンチョならば、どこで需要が多いかという推測です。

小生ならば、山とか、遊園地、テーマパークが浮かんできます。

ただ、山ならば、一軒一軒の山小屋、お土産店に頼むのは物理的に無理でしょう。

どこかの仕入れルートを絞り込むしかないのです。

ドン・キホーテのような店に交渉すれば、売値を叩かれて競争相手も多いのも事実です。

そこで、直接某県の某テーマパークに確認すると、毎年30万枚から40万枚、ポンチョを仕入れているとのこと・・おそらく水をかぶる乗り物があるのでしょう。

ということで、香港には、その旨を連絡済み。
あとは、そちらで既存の仕入れ業者との競争をしてほしい・・と伝えました。

小生は、そろそろ、ひとつだけを残して輸入業から引退しようと考えています。

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