百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

田原市六連町百々(どうどう)。

2020年10月19日 | 日本の百々巡り。

田原市は渥美半島のほぼ丸ごとを市域としています。

その西南の先端が伊良湖岬となります。

東西約50キロの表浜沿岸(太平洋側側)のほぼ中央に、百々海岸があります。

この地では、どうどう(百々)と呼びます。

地元では、サーフィン、海亀の産卵地としても有名だとの事。

その百々地区まで、出掛けて参りました。



まず驚いたのは、地元の百々神社が大変立派だった事。





中段の中庭には、大きな池があり、鯉や鮒がいっぱい泳いでいました。

祭神は、天照大御神だとの事、さらに稲荷神社も鎮座、一緒に祭っておられるのです⁉





氏子に資産家が多いのかな?

この百々地区は、江戸時代には三河国吉田藩(現、豊橋市)の直轄地だったとのこと。

何かしら、昔から素晴らしい土地柄だったのでしょう。

百々陶器窯跡(国指定史跡)を見学。







百々集会場の傍らに、小さな花壇が植えられていました。





「百」への愛着が伝わってきます。

「もも」、「どど」から「どうどう」へと呼び名が変化した経緯に、何かしらの要因が過去にあったのでしょうが、それはそれ。

また、行きたくなる田原市の百々(どうどう)地区でした。



「椰子の実」を口ずさみながら、伊良湖岬をあとにしました。
 
名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ
 ふるさとの岸を離れて なれ(汝)はそも波に幾月

もとの木は お(生)いや茂れる 枝はなお影をやなせる
 我もまた渚を枕 ひとりみ(孤身)の 浮寝の旅ぞ

実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂
 海の日の沈むを見れば たぎ(激)り落つ異郷の涙

思いやる八重の汐々 いずれの日にか くに(故国)に帰らん



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