百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

今宵満月、お盆入り。

2022年08月12日 | 萬伝。
今宵の満月は、大きく明るく冴えています。

百島からも今宵満月は、見えているのかな?

今夏のお盆帰省は、北陸自動車下りの通行止め、台風8号の接近、そしてコロナ感染予防の為、取り止めました。

ところで、37年前の今宵の月は覚えていないけど、37年前の1985年(昭和60年)の今日は、忘れられない一日です。

あの日、日航ジャンボ機が御巣鷹山へ墜落。

520人の尊い人命が失われました。

あの日の午後、僕は、浜松町界隈に仕事で出かけていました。

お盆の帰省で、浜松町からモノレールで羽田空港に向う多勢の人の流れを眺めながら、田舎に帰省しない自分を恨めしく思っていました。

帰宅後、夜のニュースで、墜落事件を知りました。

あの浜松町で、すれ違った見ず知らずの人達の何人かが、あの飛行機に乗り、永遠に旅立ったのかと思うと、心が痛みました。

真夜中、調布飛行場からの離陸、着陸の飛行機音が延々と鳴り響いていました。

一睡も出来ないまま翌日の朝、僕は、世界一美味しい飲茶(レストラン)があるという華僑の友人に会うために成田空港からマレーシアへと飛び立ちました。

現地クアラルンプールのホテルで、目にふれた華僑系の新聞。

紙面には大見出しで日航機墜落事故を「JAL123便、4へ飛ぶ」・・というような死の意味合い持つ中国漢字が踊っていました。

あの日から37年・・今でも忘れられない夏。

犠牲者の御冥福を祈ります。

合掌。



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