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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ひまわり。

2022年05月29日 | 百伝。

最近、北海道網走港からのテレビ中継が多く、その風景をよく目にします。
高校3年生の17歳の時に行った網走港と、今もほとんど変わり映えのない風景に不思議な感覚になります。
昨日は、イタリア映画「ひまわり」を観に行って参りました。
高校卒業後、上京して、18歳の時に東京で初めて観た映画が、この「ひまわり」でした。
あのひまわり畑の撮影地は、ウクライナだったとの事。
今起きているロシアのウクライナ侵略という事で、改めて映画「ひまわり」が注目されて日本各地で再上映されているとの事。
当時は、ウクライナという地域さえ知らず、ソ連というロシアの広大な大地、その不屈な国民性に感嘆したものです。
鮮明に思い出した映画のストーリー。
それにしても、ソフィア・ローレンの演技力が圧巻でした❗
当時、映画の中で演じる役者さんは、僕よりも遥かに年長だったマストロヤンニとソフィア・ローレン、中高年のオジサンとオバサン、そして戦争によって引き裂かれる男女のストーリー。
しかし、昨日観た同じ映画の中のオジサンとオバサンだった方々は、アレレ・・・かなり若返っている❗
つまり、僕自身が、彼、彼女の当時の年齢を遥かに追い越したのです。
摩訶不思議、18歳の頃が鮮烈に甦りました。
当時は、予備校通いの浪人生、仕送りのお金で映画館やパソコン屋に入り浸り、ラジオ局に投稿したり、将来に対する全く切迫感も無く、気軽に生きていた東京での浪人生活でした。
その後の人生・・全く後悔していません。
福井から、再び東京にも行き来したくなりました。
人生の出会いと別れ、時の流れと時の重さ、故郷の広島(百島)にも感謝。
命という光景は短く、その風景は長い。
名作「ひまわり」を観た映画鑑賞の感想です。


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