よく法話の中で、蝉と禅の共通した教えを目にします。
土の中で何年も過ごし、地上に出ると数日間の命ある限り一心不乱に鳴き続ける蝉の生きる様は、禅僧が山深い場所で何年も修練をして仏の道を悟る姿に相通じるものがあるとの由。
子供の頃のセミ(蝉)に関する思い出の感覚。
セミは、よくオシッコをします。
そのオシッコが、よく顔にかかったものですが、不思議にセミのオシッコを汚いと思った事がありません。
もうひとつ、セミを捕まえた時、セミの羽を掴むと、ちょっと脂ぽっい感覚があります。
何気なく手がキレイになったような感覚がありました。
現在、科学的な結果、セミのオシッコは栄養分となる樹液、水分だという事。
セミの羽には、抗菌作用があると判明。
セミは、食用としても重宝している地域もあります。
因みに、セミの一生涯は七日間だと、よく言われますが、子供の頃には疑問に思っていました。
最近、実際のセミの寿命を調査した結果、アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシの3種で10日以上の生存を確認したという高校生の発表がありました。
それに依ると、最長生存確認記録はアブラゼミが1ヶ月以上も生存していたとの事。
セミの一日が一年だとして、全力で飛んでいる。
セミの鳴き声が消えて、金木犀の香りが飛んで来ます。
明日は、敬老の日。
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