桃源郷は、腹八分の国、若しくは村八分の国となる「兆しの国」なのかもしれません。
60歳半ばになれば、それほど欲しいものという物欲もなく「足るを知る」生活で十二分満足だと考えています。
友人の中で、「1日1万円生活ぐらいが理想だ」と言う者がいます。
僕個人としては、そんな友人には「老後生活崩壊、贅沢三昧なのでは?」とチクリと批判めいたことを伝えます。
しかし、彼の言い分曰く、「日本は貧しい国だ」とのこと。
昔、村八分という差別社会があったとのこと・・・「葬式と火事計消し以外は、助けない」という酷いイジメのような人権問題です。
ただ、今はコロナ禍の時代・・・見舞い面会禁止、葬式にも出られない、密は忌み嫌われ禁止、疎となる疎遠が尊ばれる社会の雰囲気です。
疎が拡がれば、格差も広がります。
紛争、戦争の要因となり、社会も国家も破滅の危機に陥ります。
億万長者の話題に転じます。
「腹八分、医者いらず」と言います。
食べ物に限らず、我々の日常生活の中での会話、交際、労働時間、何事にせよ、「程よく切り上げよう」という適量であることの大切さです。
収入が少なく貧困生活が続けば、人間は生きる為に強盗を思い立つこともあるでしょう。
収入が多ければ、快楽と放蕩生活で身を持ち崩すということもあるでしょう。
人生において、大事なのは「度合い」です。
ちょっと考えた事。
マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツの税金支払った後の個人資産が約14兆円だとの事。
Windows 95が登場した時、世界中が熱狂して30万円ぐらいのパソコンを買ったのを思い出しました。
我々は、騙されて高く買わされたのかな?
友人の理想生活としての毎日1万円ではありません。
その百倍の毎日100万円を使ったとして、計算してみました。
百日で1億円、千日 10億円、1万日 100億円、10万日で1000億円、100万日で1兆円。
つまり、日々毎日100万円の大金を使いきっても、1兆円を使い果たすのには、百万日(約2740年)を必要とするのです。
有史という人類の歴史という歳月が必要となるのかな?
・・・計算合っているかな?
つまり、毎日100万円使い、3兆円を使い果たすとなると、約8000年を要するのです。
1カ月3000万円、1年3億6千500万円、百年365億円、千年3650億円。
ナント!・・・1万年後(約365万日後)に、やっと3兆6千5百億円を使い果たせるのです。
因みに、人類が、四つ足歩行から二足歩行になったのが、約1万年昔です。
終わりに、僕の友人が理想生活とする毎日1万円使うならば、どうなるか?
1カ月で30万円、1年で365万円、10年で3千650万円、百年で3億6千5百万円です。
千年では36億5千万円、1万年で365億円、10万年で3千650億円。
ナ、ナント!!・・・「百万年後に3兆6千5百億円を使い果たす」ことになります。
余談ですが、Amazonの創業者ジェフ ・ベゾス氏の資産が約20兆円です。
僕の計算・・・合っているのかな?
計算思考が固まって、雪解けのような温盛メーターが必要です。
百万年昔ということは、人類は、まだまだ類人猿の頃の時代ではなかったのかな?
「時は金なり」・・・天文学的な諺に変わります。
「食べ残し禁止令」を発出した専制主義の中国が、まさかの正義の国、腹八分の国とは思えませんが、アメリカが正しい国とも思えません。
白人が黒人を殴れば、黒人はアジア人を殴る民主主義のアメリカという国は、人種差別も貧富格差も自由という仕組みに組み入れている村八分の国家なのかもしれません。
「寄らば大樹の陰」は、有名な諺です。
日和見的な政治外交の日本の姿勢が見え隠れします。
「度合いを知る」ということは、「食べ物」にも「お金」にも、賞味期限を設けるということだと改めて痛感します。
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