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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ボルネオ編 9 ~別れ~

2010年08月12日 | 人生航海
そうして、幾多の困難を乗り越えて、運命を共にして、そこ迄一緒だった人達と別れることになった。

寂しい別れとなったが、乗組員は、少しの間休養を貰った。

会社の指示があるまで、当分待機をしていたが、希望する仕事を自分で選んで働く事も出来た。

ある程度は、本人の希望が叶えられて、或る者は青果市場に、又は、港内船に乗る人もいた。

船長は、再就職も出来て、当分の間は、会社の事務所に上がって仕事を手伝い、ゆっくりと仕事をしていた。

機関長は、港内船に責任者として乗り込んだ。

他にも仕事は幾らでもあり、ある程度の希望は叶えて貰い、皆其々の仕事に就いたのである。

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