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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

大寒

2012年01月21日 | 千伝。
今日は、大寒です。

満中陰(四十九日)法要を終えて、小正月、藪入り、そして、阪神大震災から17年目・・。

めくるめくように日々が過ぎてゆきます。

昨日は、病院での監査(検査)あり。

院長が、検査員の方々が帰る際、エレベーターまでお見送りしていました。

しばらく、その場を動かないままでいるので、近寄って様子を覗うと、エレベーターが1階のロビーに到着するまでお見送りしていたのです。

この院長、公立の大病院の院長を経て、定年後に民間の病院に雇われて現在に至っています。

院内会議では、いつもズレた天然発言をするので、存在感と言葉に重みがないのですが、昨日の御姿を観るにつれて「さすが」だと思い直しました。

かつての上司である社長も、お客さんが帰る際は、必ずタクシーの姿が消えるまで、不動の立ち姿のまま、お見送りをしていたのを思い出しました。

今、NHKスペシャルのテレビ番組「危機の時代、日本のリーダーを生み出せ」を観ています。

人生の最大の関心事は「自分」です。

自分がしたい事、自分がやりたい事を率先実行できる人間が、自然とリーダーになれるのではないかと思います。

自分の思いを社会に伝えられるかというメッセージ性の色合い(彩色)の強さがあるかどうかです。

だから、若い世代の皆さんに伝えたい・・。

受験は、第一第二志望校に入学したとしても、それが、成功や幸福に繋がると考えてはいけません。

就職にしても、希望の花形企業に入社できたとしても、満足してはいけません。

組織の中では、保身という波風の立たない「ありきたりの人生を過ごす」という不安な日々を過ごすことになります。

「人まかせ」ではなくて、「自分まかせ」です。

小生、高校受験も大学受験も入社試験も転職経験も起業経験も・・悉く失敗に終わっています。

否、失敗ではなくて、不合格でした。

人生に、失敗などありません。

不合格でも、自分色を強く押し通すか、あるいは何度でも塗り変える事ができるのが、人生の面白さという色合い(彩色)と楽しさです。

今日は、大寒です。

毎年、この時季になると大寒が、待ち遠しい楽しみとなります。

「無病息災」の不安定さよりも、「一病息災」の心構えの方が好いでしょう。

大寒過ぎれば、まもなく立春です。

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