百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

能登のピオーネ❗

2024年09月26日 | 百伝。

北海道、帯広の六花亭のマルセイバターケーキ、札幌ヨーグルトを頂きました。

なんて、美味しいんだろう❗

と味わいながら、テレビニュースは能登豪雨による被災地の惨状を流していました。

涼しい部屋の中で美味しいモノを食べながら申し訳ないと思いながらも気の毒で仕方ありません。

石川県能登地方、大地震、大雨、ホントに泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったりの状態以上の惨状に言葉がありません。

福井からも多勢の方々が復旧ボランティアに参加しています。

昔々、戦後昭和28年頃に両親が能登の珠洲市で暮らしていたとの事、不漁と船舶事故に遭い借金だらけで、瀬戸内海の百島へ戻って来たという我が家のファミリーヒストリーがあります。

もしも能登で大漁が続いていたならば、僕は能登生まれ育ちだったかも知れません。

スタイベックの「怒りの葡萄」の世界観を思い出すような若い頃の両親の新天地での苦渋と失敗物語です。

・・・葡萄?

両親が元気だった頃、夏に百島へ帰省する毎に貰っていた百島産の箱詰めの葡萄ピオーネ、美味しかったなぁ❗

今は百島へ帰省しても、葡萄はどこにも売ってもいません。

昨日、スーパーに行くと岡山産の種なし葡萄ピオーネが並んでいました。

しかも、巨峰、シャインマスカットよりも高値でした❗

傷モノかな?

うーん、安い方の長野産の巨峰と山梨産のシャインマスカットを一袋一房づつ買いました。

葡萄は味比べをしない方が好いです。

巨峰ならば巨峰だけを、シャインマスカットだけを食べた方が混ざらなくて、後味の甘さが心地よく残ります。

大変美味でした。

シャインマスカットよりも高値だったピオーネ、今度いつ食べれるかな?

因みに高級品のシャインマスカットの原産地は広島県生まれです。

ピオーネの原産地は、岡山県です。

能登ワイン「心の雫」があるように、能登地方も葡萄作りが盛んです。

能登の葡萄が、はやく食べれますように。

ピオーネ、イタリア語で「開拓者」という意味だとか。