百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

今日が百歳。

2020年05月22日 | 百伝。

若い頃、履歴書の趣味の項目には、「走ること、歩くこと」と記載していた記憶があります。

いづれは、「バイクで走ること、杖で歩くこと」となるのかな?

その後は?

今日、辞職した黒川検事長は、若い頃から趣味は賭けマージャン(麻雀)だと、表記申告していたのかな?

麻雀もゴルフも得意な安倍首相、嫌いではないけど、法解釈を変更してまで定年延長させた黒川氏を余人をもって代えがたい人物と言わしめたのは、何だろう?

もっと安定した政権、もっと安心した老後を求めていたのかな?

趣味は、老いを、時間を、忘れさせてくれるのは確かだけどね。

去年、良寛さんの生誕地と終焉地を訪ねて新潟県まで、足を伸ばしました。

良寛さんは、よく尋ねられたそうです。

「百歳まで生きるには、どうしたらよいでしょうか?」と。

良寛さんは、いつも「今日が百歳だと思い込みなさい」と答えていたそうです。

この禅問答、「自分の歳なんか忘れなさい」という含蓄なのでしょう。

実際、百歳まで数えて生きていると、途方に暮れそうです。

歳を忘れて、今日一日過ごせば、一日一生。

良寛さんは、多分そんなこんな事を想い「今日が百歳だと思い込みなさい」と伝えたのかな?

今日、物置を整理、断捨離をしていたら、十年近く行方不明だったヴァイオリンが出て来ました❗

音とか、香りは、その時、あの時を思い出せる大きな要素ですが、若い頃、老いた時の香りは、臭いものばかりで強烈です。

音は、何だろうなぁ?

音楽、楽しく、明るく、人のため、人々のため。

心の絃も、張り替えます。

百歳になった気分で、生きましょう。