昨日、岐阜県郡上八幡から帰福。
日本三大盆踊りの一つ「郡上踊り」を堪能してまいりました。
日本三大盆踊りとは、徳島の阿波踊り、秋田の西馬音内の盆踊り、そして、郡上踊りです。
郡上八幡は、7月半ばから九月初めまで、各町内順番で三十数夜の盆踊りが続く日本一のロングラン盆踊りの町です。
そして、極め付けは、旧盆期間中は、町中心部での夜明けまで盆踊りを行う「徹夜おどり」です。
・・トランス状態になります。
そして、毎年約25万人から約30万人の人出のある賑やかな徹夜踊りです。
知り合いの方が、毎年、高知まで「よさこい踊り」に行きますが、今、理解できます。
おそらく、あの人もトランス状態になるのでしょう。
因みに、「よさこい踊り」は、隣県の徳島阿波踊りに対抗して、昭和29年(1954)から、経済復興の足がかりとして始まり、現在では全国200か所の地域で、ロック風、民謡風、サンバ風等々、様々な形態に進化しているとのこと。
阿波踊りは、御存知の通り「♬踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン♪」というアップテンポのフレーズで全国的な知名度も高く、徳島出身の郷土愛溢れる方々の熱意で、東京の高円寺、埼玉の越谷などでは「阿波踊り」が、地域行事としても根付いています。
秋田の「西馬音内の盆踊り」に関してはよく分かりませんが、富山の「おわら風の盆」と似たような哀切感が漂うような気もします。
さて、郡上踊りの凄いところは、1759年(宝暦9)年に青山幸道が郡上藩主として着任、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい」と奨励しました。
そのため、地元の人はもちろん、現在でも、誰もが踊り子として参加できることです。
しかも、参加費無料です。
因みに、現在の東京の青山通りの名の由来は、郡上藩藩主青山家の江戸屋敷が在った場所なのです。
その縁で、毎年6月には、東京青山でも「郡上踊り」が催されています。
郡上踊りには、十種類の踊りがあります。
「古調かわさき、かわさき、三百、春駒、やっちく、げんげんばらばら、猫の子、まつさか、さわぎ、甚句」・・各々の節回し、踊り、それらを簡単な所作を憶えやすくして、踊り子として参加しやすくしているところも、大きな魅力でした。
実際の郡上踊りの順番は一定ではなく、その時その時の踊り場の状況を見て、組み合わせが変わります。
それによって、音頭取りも囃子方も踊り子も、夜通し徹夜で踊っても、楽しくなる仕掛けです。
「非常に合理的に構成された郡上踊り」という評価もあるようです。
個人的には、一番人気は、アップテンポの「春駒」。
下駄の音、手拍子、囃子・・アップテンポの・・♬七両三分の 春駒 春駒♬
・・今も耳に残っています。
はて・・春駒? 春駒?!
どこかで覚えがある・・と本棚から取り出したのが「百島ふるさと文化史研究会」が、2004年(平成16年)に編集した冊子。
・・あった!!
その中で、7ページにわたり「百島の盆踊りと由来」と、その現状を記録してありました。
各地区の盆踊りの経緯、その出費と気苦労・・そして、最初で最後となった幻の昭和47年8月13日午後8時開始の「第1回百島合同盆踊供養大会」。
泊地区と福田地区の踊りのテンポの違い・・7775拍子、7575調があるとか?
経費の問題、新盆の家の方が会場まで写真を持っていく大変さ、新盆の為に親類を招待している、町民の高齢化、盆踊りという娯楽性の無さ等々、様々な理由で合同供養盆踊りは一回限りで中止になったと記載されています。
御参考までに、「百島の盆踊りと由来」の記事を添付しておきます。
ただただ・・非常に驚いた事実があります。
百島の盆踊りには、昔から受け継がれた7種類の踊りがあって、7775拍子と7575調の2種類があったということ。
そして、百島盆踊りの最後の演目は、「春駒」で終了となっているとのこと。
百島の盆踊り「春駒」は・・どんな踊り、テンポだったのかな?
今日8月16日は、送り火・・京都は大文字焼き、敦賀気比の松原では灯籠流しと花火大会、そして、あの郡上八幡は、この夏最後の「徹夜おどり」。
郡上八幡の町は、あんなに凄い人出にもかかわらず、ゴミが散らかっていませんでした。
また行きたくなるような、清々しい気持ちになりました。
幸福は、遠いどこかではなく、身近に存在するのでしょうね。
春駒・・ランナーズハイです。
https://www.youtube.com/watch?v=qbUZUpUJ_EM
( 動画:郡上徹夜おどり2017.8.14 雨「春駒」)
日本三大盆踊りの一つ「郡上踊り」を堪能してまいりました。
日本三大盆踊りとは、徳島の阿波踊り、秋田の西馬音内の盆踊り、そして、郡上踊りです。
郡上八幡は、7月半ばから九月初めまで、各町内順番で三十数夜の盆踊りが続く日本一のロングラン盆踊りの町です。
そして、極め付けは、旧盆期間中は、町中心部での夜明けまで盆踊りを行う「徹夜おどり」です。
・・トランス状態になります。
そして、毎年約25万人から約30万人の人出のある賑やかな徹夜踊りです。
知り合いの方が、毎年、高知まで「よさこい踊り」に行きますが、今、理解できます。
おそらく、あの人もトランス状態になるのでしょう。
因みに、「よさこい踊り」は、隣県の徳島阿波踊りに対抗して、昭和29年(1954)から、経済復興の足がかりとして始まり、現在では全国200か所の地域で、ロック風、民謡風、サンバ風等々、様々な形態に進化しているとのこと。
阿波踊りは、御存知の通り「♬踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン♪」というアップテンポのフレーズで全国的な知名度も高く、徳島出身の郷土愛溢れる方々の熱意で、東京の高円寺、埼玉の越谷などでは「阿波踊り」が、地域行事としても根付いています。
秋田の「西馬音内の盆踊り」に関してはよく分かりませんが、富山の「おわら風の盆」と似たような哀切感が漂うような気もします。
さて、郡上踊りの凄いところは、1759年(宝暦9)年に青山幸道が郡上藩主として着任、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい」と奨励しました。
そのため、地元の人はもちろん、現在でも、誰もが踊り子として参加できることです。
しかも、参加費無料です。
因みに、現在の東京の青山通りの名の由来は、郡上藩藩主青山家の江戸屋敷が在った場所なのです。
その縁で、毎年6月には、東京青山でも「郡上踊り」が催されています。
郡上踊りには、十種類の踊りがあります。
「古調かわさき、かわさき、三百、春駒、やっちく、げんげんばらばら、猫の子、まつさか、さわぎ、甚句」・・各々の節回し、踊り、それらを簡単な所作を憶えやすくして、踊り子として参加しやすくしているところも、大きな魅力でした。
実際の郡上踊りの順番は一定ではなく、その時その時の踊り場の状況を見て、組み合わせが変わります。
それによって、音頭取りも囃子方も踊り子も、夜通し徹夜で踊っても、楽しくなる仕掛けです。
「非常に合理的に構成された郡上踊り」という評価もあるようです。
個人的には、一番人気は、アップテンポの「春駒」。
下駄の音、手拍子、囃子・・アップテンポの・・♬七両三分の 春駒 春駒♬
・・今も耳に残っています。
はて・・春駒? 春駒?!
どこかで覚えがある・・と本棚から取り出したのが「百島ふるさと文化史研究会」が、2004年(平成16年)に編集した冊子。
・・あった!!
その中で、7ページにわたり「百島の盆踊りと由来」と、その現状を記録してありました。
各地区の盆踊りの経緯、その出費と気苦労・・そして、最初で最後となった幻の昭和47年8月13日午後8時開始の「第1回百島合同盆踊供養大会」。
泊地区と福田地区の踊りのテンポの違い・・7775拍子、7575調があるとか?
経費の問題、新盆の家の方が会場まで写真を持っていく大変さ、新盆の為に親類を招待している、町民の高齢化、盆踊りという娯楽性の無さ等々、様々な理由で合同供養盆踊りは一回限りで中止になったと記載されています。
御参考までに、「百島の盆踊りと由来」の記事を添付しておきます。
ただただ・・非常に驚いた事実があります。
百島の盆踊りには、昔から受け継がれた7種類の踊りがあって、7775拍子と7575調の2種類があったということ。
そして、百島盆踊りの最後の演目は、「春駒」で終了となっているとのこと。
百島の盆踊り「春駒」は・・どんな踊り、テンポだったのかな?
今日8月16日は、送り火・・京都は大文字焼き、敦賀気比の松原では灯籠流しと花火大会、そして、あの郡上八幡は、この夏最後の「徹夜おどり」。
郡上八幡の町は、あんなに凄い人出にもかかわらず、ゴミが散らかっていませんでした。
また行きたくなるような、清々しい気持ちになりました。
幸福は、遠いどこかではなく、身近に存在するのでしょうね。
春駒・・ランナーズハイです。
https://www.youtube.com/watch?v=qbUZUpUJ_EM
( 動画:郡上徹夜おどり2017.8.14 雨「春駒」)