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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

努力の立春。

2017年02月04日 | 百伝。
今日は、立春。

暦の上では、春・・歳を重ねると、この言葉の響きが心地好いのです。

今日の話題は、努力。

今朝は、早起きをして御来光を拝んで参りました。



日本百名山のうち二山・・白山連峰と荒島岳を近所から同一画の中に眺めることができます。

今朝の御来光は、個人的に僕が名付けている日本第一のマッターホルン(荒島岳)から、陽が昇ってきました。



まるで、噴火の狼煙を上げているような山が荒島岳です。

こういう朝焼けを眺めるのも「早起きという努力の賜物」なのでしょう。

昨日は、節分・・我が家も恵方巻を北北西に進路を取り、頂きました。

その恵方巻、この頃は全国各地で食されているようで、コンビニもスーパーも店員の販売ノルマを課せられているところが多いとのこと。

しかも、高校生のバイトにも販売ノルマを課しているところもあるとか!

これも「経営努力」「販売努力」と呼ぶのでしょうか?

とあるコラムを読んでいると、成程と思う部分がありました。

「努力は、必ず報われる」・・これは、嘘です。

大人になれば分かりますが、「努力が報われる」と平気で言うのは、その道の成功者のみです。

ほとんどの方が、努力しても報われないのです。

それを、「努力が足りない」という言葉で、叱咤激励されて、さらなる努力を求められても、報われないのが多くの現実なのでは?

ぼくの拙劣なる人生経験の立場から導き出した結論としては、確かに、子供には「努力の必要性」を説くべきでしょう。

でも、「努力は成功の源」「努力は報われる」というのは、チョット変です。

そうなると、世の中には、受験不合格者も貧困者も敗者もいなくなります。

努力とは、「成長させる糧」なのです。

頓智の僧・一休さんは、こんな事を言っています。

「住みにくい場所も、心の持ち方次第で住みやすくなる」

「最善の生き方は、明日のことは考えないようにすることである」

「大丈夫。心配するな。何とかなる」

皆がみんな・・一休さんのように、何とかなれば幸いなのでしょうが、何とかならないのが市井の一般人です。

この頃の自分の体調・・血流がよくないのでしょう。

左側の背中(心臓の裏側)が痛くて、心筋梗塞に陥らないように努力をしています。

その努力とは、なるべく血圧を下げるために、何もしない「療養」なのです。

情熱やら興奮やらストレスやら、そんな生活をいかに避けて、どうやって人生を怠けるべきか?

「生きていけない」と悩むのは、人間だけだそうです。

笑ってしまいそうな・・努力の立春です。