百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

海路日和

2013年05月30日 | 百伝。
2馬力船外機ボートに関連して、百島の同級生の情報から、懐かしい思い出が甦りました。

昔は、船舶免許無しでも船外機ボートに乗れたとか。
それが、30年ほど昔、20代前半の頃に免許制になったとか。
それでも、夜釣りにも使っていたけど、万が一、海上保安庁の船が近づいて停船を求められる状況になった場合・・、「船外機のエンジンを海の中に落として捨てる」つもりだったとか。

それぐらい厳しい罰則令があったのかな・・?

夜釣りよりも、カキの養殖いかだに寝そべって、満天の星を眺めていた記憶の方が強いです。

伝馬船を櫓で漕いで、一緒に夜釣りに行った思い出はあるけど、船外機ボートで釣りに出かけた記憶はないかな?!

伝馬船を櫓で漕いで、百島を一周をした思い出も甦りました。

横島の横に浮かぶ当木島あたりまでが、限界だったかな・・。

あの先は、潮の流れが速くになり、とても弓削島、生名島方面まで、伝馬船を櫓で漕ぎ出してゆくのには、勇気が必要でした。

帰りの潮路も、大変でした。

父が子供の頃、父の祖父が、伝馬船に百島大根を山積みにして、香川県善通寺にあった旧陸軍第11師団駐屯地まで納めに出かけていたようです。

百島から四国の善通寺まで、大根を積んだ伝馬船に、独り櫓を操りながら、瀬戸内海を横切って渡る光景を想像すると、勇気が湧いてきます。

昔の人は、潮の目を読むことができたのでしょう。

おそらく、櫓を漕ぐというよりも、潮の流れを読みながら、櫓の角度を変えて、櫓を海に挿して「舵を取りながら伝馬船を進めていた」のかもしれません。

そうでないと、潮の満ち引き、潮の流れに抗して、「櫓を漕ぐ」というだけの人力ならば、大変な労力となる消耗エネルギーになります。

人力に、自然の力を借りて、尽力となるのかもしれません。

待てば海路の日和あり・・かなぁ。

百島への行き来。

2013年05月30日 | 百伝。
2馬力船外機ボートならば、船舶免許が無くても操縦できます。
ゴムボートであれば、移動も簡単です!・・バイク・ショップでの宣伝説明。

・・うん?

全長3.33メートル以下のボートで、搭載できるエンジン出力1.5キロワット以下つまり2馬力船外機(1馬力=0.7355ワット)のこと。
船舶検査も不要で使用することができる。大人3名乗船可能。2名だと十分なスぺース、航速距離があり、釣りやクルージングなど幅広く誰でも簡単にはじめる事ができる。コンパクトな為マリーナなどに保管する必要も無く、何より手元にいつでも置いておくことができる。好きな時に好きな場所で使用できるのも小型ボートならではの魅力と言える。2馬力船外機は、船舶免許がなくても操縦できる!・・(船外機・ショップのHP説明)

・・知らなかった!!

若い頃、親父から「わしは船舶免許があるから乗れるけど、おまえは小型船舶免許も無いから船外機付きのボートにも乗れない」と言われていました。

ずっと、「そうなのか」と思い込んでいました。

・・ええ?! 間違いだったんだ!!

そう言えば、近隣の若狭湾小浜や大飯にもマリーナがあって、ヨットや大型ボートだけではなく、たくさんの2馬力ボートのようなものが浮かんで停泊しています。

小型船舶免許の保有者が案外と多いなぁ、という気持ちで眺めていました。

・・遅い発見でした。

僕同様に、この事実・・「船舶免許がなくても操縦できること」を知らない人が多いのでは?・・ないかと思います。

もっと、若い頃に「この事実」を知っていたならば、百島に「自家用ボート」を用意して、原付バイクに乗る感覚で、時間に煩わされることなく、買い物や近隣への通勤・通学の別途臨時の移動手段として活用していたと思います。

これをヒントに、百島から、あるいは百島への海上の足(ツール)として「自家用2馬力ボート」を活用される方が増えることを希望します。

百島は、2馬力ボートでも簡単に移動できる位置に浮かんでいます。

さらに、カヤック体験、SUPボード体験を含めたマリン基地のようなシンプルな施設が、百島にあればいいとも考えます。

少しでも、百島への行き来が、賑やかになることを希望します。