麻生内閣メールマガジンが届きました。
「百年に一度の金融危機」を乗り越えなければと強調していました。
「百年に一度の危機」・・。
個人的な感覚ですが、せめて「二十年、または三十年に一度の危機」ぐらいではないでしょうか?
麻生首相、今日の記者会見で「追加景気対策の柱」となるものを発表していました。
ETC搭載車に限り、土日の高速道路は千円で乗り放題?・・すべての車を対象にすべきです。
全世帯を対象に給付金を支給?・・所得制限を設けるべきです。
・・そうでないと、次の衆議院選挙には勝てませぬ。
先日、都内の一流ホテルのバーの使用は安全で安くて、ポケットマネーで支払っているともおっしゃていた麻生首相・・庶民的感覚を備えていますが、どうも貧乏人の気持ち、国民感情が理解できていないようです。
金持ちを豪語するならば、この金融危機を乗り越えるまで、思い切ってご自分の首相の給料を毎月20万円程度にして、賞与も返上寄進するとでも宣言したら、いかがでしょう?
余程、国民感情を動かすことが出来ると思います。
それから、都心に一流ホテルに通うのもいいですが、品川にある廃業でトラブっている京品ホテルに見学するなりして話題を集めた方が、秋葉原で演説するよりも余程行動力のある首相に映ります。
逆に、これほど世界で独歩高の円高の状態になるということは「百年に一度ぐらいの日本の存在価値を世界史に記憶させるビッグチャンス」なのです。
「国家百年の計」という言葉もありますが、麻生首相の言動は、3年後の消費税アップと翌年の待ったなしの衆議院選挙の自民党の目先政策としか映りません。
麻生首相・・百年に一人ぐらいの大器晩成の大政治家となる可能性もあるのに「もったいない」ことです。
世界の金融安定、経済危機を大前提とした譲歩感覚で欧米首脳に巧くあしらわれませぬように・・日本丸の舵取りは、キャプテンでもある首相の双肩と今風な美しい感性だと思います。
それにしても、この一ヶ月間の金融情勢は、異常とか非常とかという言葉を使うと常軌を逃していることにもなりますが、トリック詐欺の神隠しにあっているような気もします。
小生の懐具合も寒さが一層つのる凍結の冬になりそうな気配です。
でも、こういう体験は、人生に一度あるかどうかの展開で案外楽しいです。(笑)
あたたかい心持ち・・非常に大切ですね。