Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

天鷲寺(2013年5月4日参拝)

2013-06-11 | 仏閣
谷町筋をはさんで対面にあるのが天鷲寺というお寺。

夕陽丘駅から徒歩1秒です。


この天鷲寺は谷町筋沿いを歩いたり
車で走ったりしたことがある人は見たことがあると思うのですが、
本堂がとても印象的なんですよね。

一度、どんなお寺なのか知りたかったので今回寄ってみました。



所在地:大阪府大阪市天王寺区六万体町3-18
宗派:天台宗
御本尊:釈迦三尊像
創建:延暦24年(805)
開山:最澄


【歴史】
天台宗宗祖傳教大師最澄によって開創されたこのお寺は、
傳教大師入唐求法帰朝記念のお寺としてその由緒と格式を現在に伝えている。

創建以来、非常に栄えたが、
平安末期源平合戦の動乱に始まる長い戦国乱世の蹂躙を受け寺勢が一時衰退し、
天正年間(1573-1592)に後陽成天皇の勅諚により現在地にて復興された。

しかし再び大阪夏の陣で焼失、天下を獲った徳川家康公が再興し
天海大僧正が住職となるや江戸は上野寛永寺との法縁深く紀州徳川家とも繋がり
大阪を代表する天台宗の一大寺として栄華を誇った。

その後、明治維新により情勢が一変し天台宗比叡山延暦寺の末寺となり
大東亜戦争末期昭和20年3月13日大阪大空襲により全焼し
大阪市の都市計画で寺域は縮小され現状となり戦後50年かけ復興し現在に至る。



【総本堂根本堂平安精舎】


こんな本堂は今まで見たことない。

とても印象的ですね。
平成11年11月11日に建立されたもの。


【山門】




このお寺は残念ながら拝観拒絶のようです。

いつか本堂内陣に入って御本尊様を拝みたいものである。


それにしてもこのお寺はあの最澄が開山し、
戦国時代には徳川家康が再興し天海大僧正が住職だったとは驚きです。

前から気になっていたお寺でしたが、
まさかここまでのビッグネームがズラリと並ぶとは思いませんでした。


さらに墓地に行くと大阪に移り住んだ柴田勝家の子孫が建立した
柴田勝家とお市の供養塔もあるそうです。

しかし、既に墓地ばっかり見てきたので供養塔のある墓地に行く気にならず。


御朱印の有無は確認しておりませんが、
調べた限り無さそうでした。