Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

可睡斎(2014年9月4日参拝 其の一)

2014-10-08 | 仏閣
今日は遠州三山をメインに参拝です。

遠州三山はとても由緒のある大寺ばかりなので楽しみです。

まずは可睡斎という変わった名前のお寺です。

予想以上に見所満載でしたので、
二回に分けてアップしたいと思います。

大きい駐車場がありましたが、
有料で300円でした。



所在地:静岡県袋井市久能2915-1
宗派:曹洞宗
御本尊:聖観音
開基:恕仲天
創建:応永年間(1394-1428)
札所:遠州三十三観音霊場


【由緒】
第十一世仙麟等膳和尚は幼い徳川家康と
その父を戦乱の中から救い出しかくまいました。
 
その後、浜松城主になられた徳川家康は、親しく和尚を招いて旧恩を謝し、
その席上で無心にいねむりをする和尚を見て徳川家康はにっこりせられ
「和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して眠る。
われその親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし」と申されました。
 
それ以来仙麟等膳和尚は「可睡和尚」と称せられ、
後に寺号も東陽軒から「可睡齋」と改められました。

後に十万石の待遇と徳川幕府最初の僧録司という職も与えられました。


【総門】




総門は禅寺らしく寺の規模の割りに素朴な門でした。


【境内】



【瑞龍閣】



【山門】


昨年建立された山門は堂々たる立派な門です。

屋根の鬼瓦のようなものが見えますが、
これは日本では珍しい中国でよく使われるフンと呼ばれているもの。


【仁王像】



【境内】


この境内は禅寺らしい華美に走らず、
気持ちが引き締まるような雰囲気が漂う。

こういう雰囲気の境内はとても清々しい。


【おさすり大黒】



【輪蔵】








大正8年に建立されたもの。


【本堂】


良い雰囲気の本堂です。




葵の御紋が眩しく輝いておりました。


【萬松閣】


こちらが受付になっており、
拝観料500円を支払って諸堂拝観。




佐藤雅画韋駄天の図。




韋駄天が祀られていました。


【本堂内陣】





【徳川家御霊屋】




徳川家康をはじめとする歴代将軍と先祖代々の位牌が祀られていました。


【エレベーター】


なんとエレベーターがありました。

上に行くと御真殿です。


【御真殿内陣】




厳かな雰囲気でした。
ここで各種ご祈祷が受けられます。


【開山堂】




歴代56世の霊位が祀られていました。




不動明王などが祀られていますが、
その横に祀られている円空仏に目が釘付けになります。








これは残念ながら本物ではなく、
復刻品でした。


【高祖廟】


道元禅師が祀られています。


【大庭園】










こちらでお茶をいただきながら一服。

至福の時でございます。


【大東司】




烏蒭沙摩明王が祀られていました。

はい、こちらはトイレです。




室内は香が焚かれ良い香りがしており、
これほど美しいトイレは見たことがありません。

トイレなんて普通撮影なんてしませんけど、
これは撮らずにはいられない。

そして、用をたさずにはいられない。(笑)


【中庭】



【瑞龍閣】




昭和12年に建築された総檜造りの迎賓施設。








山口玲紀画伯の襖絵や額絵がありました。

見事な絵だったと思います。




韋駄天でしょうか。




遊郭か昔の旅館といった風情です。












一階、二階ともこのような雰囲気のある部屋で、
美しい襖絵や絵画がありました。






印象的なガラス戸。




腕用ポンプというらしい。


【庭園】


これにて有料ゾーンの諸堂拝観終了。

次は外から諸堂を見て回りますが、
長くなりましたのでまた明日。


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