長町武家屋敷（2011年3月6日）

白川郷を名残惜しみながら出発し金沢の長町武家屋敷跡へ。

界隈には加賀藩士の中・下級武士の屋敷の跡が残っており、
武家屋敷や足軽資料館などで当時の武士階級の生活を垣間見れます。

ちなみにアパホテルの女社長の実家もこちらにあります。
成金と思っていましたが「いいとこの出」らしいです。



【足軽資料館】













足軽の生活用品が展示されています。

やはり加賀百万石の前田藩です。
足軽もなかなか立派な一戸建てに住んでいた模様です。
もちろん全員がそんなことはないと思いますが。



【長町武家屋敷　野村家】




野村家は中流武士だと聞きましたが、
これがなかなか立派な邸宅です。




入り口に入ると甲冑がお出迎え。
末森城の戦いで野村伝兵衛が実際に着用した甲冑だそうです。

甲冑と盆栽とのコントラストが素敵です。






庭はとても京都の雰囲気を感じます。


【上段の間と謁見の間】




襖が劣化及びイタズラされないようにガラスで保護されています。
これほどの素晴らしい上段の間の襖絵の山水画と
謁見の間の白い牡丹の襖絵は見事で貴重ですからね、
当然の処置です。






藩主が来られた際に使用されたらしいが、
雰囲気は完全に雅を感じますね。

謁見の間の横の仏間では立派な仏壇がありましたので、
線香をあげさせていただきました。


【聲桶】


鶯の鳥籠をこの桐箱に入れて鳴き声を共鳴させて、
その美しい鳴き声を楽しんだとそうです。

さすが金沢は「小京都」と呼ばれているだけあって雅ですね。

しかし最近になって武家文化の金沢が小京都を名乗るのは不自然という声が
あがっているそうですが、こちらは完全に京都の雰囲気を感じました。


【鬼川文庫】


刀剣や掛け軸などが飾ってある展示室になります。


野村家には入って良かったと思います。
ただ長町武家屋敷界隈はそんなに武家の雰囲気を感じる界隈ではないので、
個人的にはもういいかな。


正直、兼六園近くの初代加賀藩主・前田利家公と正室おまつの方を御祭神とする
尾山神社に参拝したかったです。