まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

おばか

2014年03月22日 | Weblog
がここに。

「イージートーン」は『欠陥商品』ではない。

イージートーンを履けば安定性はよくない。それが筋力向上につながる、それが目的で造られたモノ。

で、それが分かっていて、みんな買うわけだ。

『横浜の男性がアディダスを提訴、シューズで転倒、重傷/神奈川

                            カナロコ by 神奈川新聞 3月21日(金)6時0分配信


靴底を不安定にすることで、筋力向上などをうたったトレーニングシューズ「リーボック イージートーン」を履いて転倒し、重傷を負ったとして、横浜市港北区の男性(59)が製造元のアディダスジャパン(東京都港区)に約2300万円の損害賠償を求めて横浜地裁に提訴していたことが20日、分かった。同日開かれた第1回口頭弁論で、アディダス側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。

イージートーンは靴底に空気が注入された構造で、傾斜や不安定な状態を意図的に作り出した靴。「エクササイズ効果を生み出す」などの宣伝で人気を集めている。

訴えによると、男性は2012年8月、イージートーンを通常の靴と認識して購入。同9月にこの靴を履いて外出した際、階段でバランスを崩して転倒し、首の骨を折るなどの重傷を負った。男性は約1カ月入院し、筋力低下などの後遺障害が残った。

原告側は、同社には製造物責任法に基づき欠陥商品を製造した責任がある上、店頭で購入者に対し靴の特徴について周知徹底させるのを怠った、と訴えている。』

※「イージートーン」は普通の靴でないことは履いた瞬間に分かる、で、なら、提訴するな。このおじさん、単なる、「ミーハー」で、みんなが履いてるから買ったなんて、まあ、そんな「あほ&おばか」なんだろうな!

したいことを

2014年03月22日 | Weblog
やりたいことをする。

ただ、時間が過ぎていくのを待たない。

ただ、時間を過ごすことをしない。

出来ることをする。

で、楽しむ。

これ、最高!

※だが、そうでない人もいる。

ただ、時間が過ぎていくのを待つ。

仕事を楽しまない。

じっとしている、

そこに何があって、で、何が出来るのか

そういったことすら確認もしないで

で、時間が過ぎていくのを待っている。

で、「定年」になり、

で、「再任用」に手を挙げ

で、ひたすら時間が過ぎていくのを待つ。

まあ、これ、「あほ&おばか」で、ついでに「GO TO HELL!!」だな。


図書館カフェ

2014年03月22日 | Weblog
以下は「賽子図書館」のブログから転載

『図書館カフェ について考える

TSUTAYA(CCC)への運営委託で話題の佐賀県武雄市の市立図書館に、「スターバックス」が公共図書館には初出店するという同市からの発表が8月14日に記事(参照:カレントアウェアネス・ポータルのまとめ)になると、「樋渡市長すげぇー」とか「武雄市が羨ましい」とかいうつぶやきがTwitterやFacebookで流れ、「#図書館カフェ」というハッシュタグができたりしていて、世間の関心は結構高いということが窺い知れる。

でも、カフェ(喫茶店)を併設している公共図書館は何も武雄市立が初めてという訳ではないから、そんなに騒ぐことじゃないよね~と考えたのは私だけではないらしく、Googleマップを使った「カフェのある図書館マップ」なんてのも早速作られたりしている。

有名どころでは、千代田区立日比谷図書文化館1階の「Library Shop & Cafe Hibiya」と、地下1階の「Library Dining Hibiya」で、いずれも図書フロアの書籍がごく一部を除いてすべて持ち込み可能(詳しくは、のTime with Booksというサイトの瀬戸理恵子さんの記事を参照)。何とも素敵な空間ではないか。
 
ちなみにこの日比谷図書館は、(株)小学館集英社プロダクションを代表者とする日比谷ルネッサンスグループが指定管理者(現指定期間は平成28年度末まで)になっている。

その昔、宮崎県立図書館(第3代、1961~1987年)が現在の宮崎県庁外来駐車場の場所にあった頃、建物の1階に「翠」という喫茶店が併設されていた。
 
私が小学3年の時は、毎週土曜に学校帰りに県立図書館に寄って、「翠」でお昼に定食を食べるのが日常だった。
20年以上前から、カフェを併設する図書館は存在していたのだ。

ただ、閲覧室とははっきり分けられていて、貸し出しの済んでいない資料を持ち込むことはできなかった。逆に、閲覧室に食べ物や飲み物を持ち込むことも禁止されていた。
 
図書館は資料の保存もその機能の一つであり、書店と違って代替の利かない資料、それを汚損されたらその後の利用者が大変に困ってしまう資料が多い。
 
なので、飲食物による汚損リスクを極力減らすために、資料と飲食物の動線が重ならないようにしていた訳だ。

しかしながら最近の流行は、カフェを図書館の内側に取り込むことにある。飲みながら、食べながら、本や雑誌を読みたいという人間の欲望を叶えようとする方向に進んでいる。
 
汚損の問題については、ある程度代替の利く資料については目をつぶり、郷土資料や貴重な資料の方を逆に特定の部屋の中に囲い込んで、そういう資料のみカフェに持ち込ませないという解決策を取っている所が多いだろうと思われる。
 
動線を重ねることの是非の判断は人によって分かれると思うが、貸し出し可能な資料の場合は、図書館の外で利用者の判断によって動線が重ねられ、場合によっては汚損することもあるので、図書館の中だけ駄目と言ってみても仕方ないような気もする。結局は利用者のマナーとモラルに委ねられるものなのだ。
 
私自身は、図書館の中にカフェの機能が内包されることを拒否しないし、逆に歓迎する立場に立つ。

ところで、上記の「カフェのある図書館マップ」にも掲載されているけど、私がよく利用する浦安市の中央図書館には「ひだまりカフェ」という名前のラウンジ(喫茶・休憩室)が施設の中央部に設置されており、もちろん、自由に館内の資料を持ち込むことが可能である(当然、一部の資料を除く)。
 
この「ひだまりカフェ」、障がい者等の就労支援を行っているNPO法人タオが市の委託を受けて運営しており、障がい者が健常者とともに働いている。
 
メニューはコーヒーなどの飲み物と軽食で、営利を目的としていないのでリーズナブルな価格なのが嬉しいし、自分で用意した弁当などを持ち込むこともできる。
 
障害のある息子を持つ父親としては、積極的に公共施設の中で障がい者の働く場を設けようとしてくれる市の姿勢と、それを受け入れる市民の理解はこの上なく嬉しい。

話が戻るが、先にこうした事例がある中で、今回の武雄市のケースが耳目を集めたのは、やはり「スターバックス」という記号の価値の大きさによるのだろう。
 
「TSUTAYA(CCC)」に続くビッグネームの登場は、樋渡市長らしさの象徴でもある。ご本人がスタバ出店を「CCC側に強烈にお願いしていた」とブログに書かれているし、初めからスタバありきだったことは明らかだ。
 
それでは、なぜ「スタバ」だったのか?。同様のチェーンなら「タリーズ」でも良かったはずなのに。「マックカフェ」という選択肢はどうだ?。マックのプレミアムローストは、安くて十分に美味いよ(笑)。
 
カフェという機能を図書館の内側でどのように実現するのか、どこまで深く考えられたのか、浦安市の実例を知るだけに、よその市のことながら大いに気になる。

あと、武雄市とCCCとスタバとの関係がいまひとつよくわかっていなので、どういう契約で武雄市立図書館にスタバが入っていくのかが理解できていないが、図書館という行政財産の貸し付けという形になるのであれば、その相手先の選定に当たっては、何らか公平な競争が行われるべきではないのかと考える。

スタバの雰囲気やコーヒーの味は私も嫌いではないが、かと言って「スタバいいね」とか「武雄市やるじゃん」とか言う気にはなれない一抹の怪しさを、今回の件では感じる次第である。 』

※武雄市図書館は、初めから「スタバ」ありきだった。現実(現状)を見るとそう云われても仕方がない。で、「図書館」としての機能を見ると、これは最悪!。現実は、「武雄図書館」という名の「カフェ」でしかないのだ。

武雄市図書館

2014年03月22日 | Weblog
こういった記事がある。

で、調べてみた。

で、その答えは、どう見ても、「変!」

『武雄市図書館の問題について意見をまとめてみました


●2013/07/06 初版公開

※取り急ぎ書いたものなので、できれば手直ししていきたいと思っています。

●2013/7/9 14:20追記

○巨大書架についての説明に、蔵書の配置密度についての記述を追加。
 
武雄市図書館について、武雄市側の都合の良いデタラメな説明を鵜呑みにする方が非常に多いことを強く懸念しています。特に、視察に行った議員らが、武雄市側から受けた説明を鵜呑みにして自分達の自治体に流布しているのをよく見かけます。

FacebookにしてもFB良品にしても武雄市図書館にしても、樋渡市長らがやっていることはつくづくデタラメだらけなのですが、とりあえず武雄市図書館について、ある程度情報をまとめ、私の意見を伝えておきたいと考えました。

武雄市図書館を視察に行っても「ただそこにあるもの」を見るだけでは実態はわかりません。出来上がったものだけを見て評価するのも1つの方法ですが、どうしても表面的になってしまうでしょう。デタラメな説明を鵜呑みにしていては正しい効果も計れません。経緯や実態にも正しく目を向け、自分自身でしっかりと考えて地元に反映していかなければ、その自治体を誤った方向に進めてしまうことになりかねません。どうか、しっかりと検証していただくよう、お願いいたします。

昨年9月から武雄市問題を追いかけてきた個人としての意見でもありますが、簡単にまとめようと思っても、なり長くなってしまいました。取り急ぎ書いたものですので、まだ色々抜けとか甘い部分もあると思います。情報源を知りたいといった問い合わせや、各種コメントなどあれば遠慮なくどうぞ。

■武雄市図書館の問題について比較的簡単に書いてみた

武雄市図書館は4月の改装オープンから既に20万人以上が訪れるなど、ある程度の成果が上がっているように見えておりますが、私は主に以下のような点から今回の改装を批判しており、長期的な効果についても疑問視しています。
 
1.改装計画が樋渡市長およびCCC社から一方的に押し付けられ、市民を欺き、貶める形で進められたこと。

○議論の積み重ねどころか市民への事前告知すらなく突然大々的にCCC社との合意が記者発表された。図書館は教育委員会の管轄であり、樋渡市長にはCCC社と合意する権限もなかった。その後、後付けで市議会を通したとはいえ、最初から指定管理者制度導入とCCC社への委託が既成事実化されていたことは、民主主義的なやり方とは到底思え無い。

○挙げられている「9つの市民価値」も、CCC社にとっての商業価値がほとんどであり、デメリットすらも美化して「市民価値」とした、あまりにも異様な「価値」となっている。

○市民アンケート終了数日後に、突然改装費を従来の説明から倍増させた予算案を提出し可決。
アンケートに答えた市民はそのような倍増予算を知らなかったにも関わらず、その勝手な倍増予算を通すために市民アンケートの「7割が期待」という結果が利用された。これほどの予算がかかると事前に説明されていれば賛否も変わっていたのではないか。(市議会等では2~2.5億円と説明されていたが、実際には4.5億円の予算が提出された。)

○9月市議会で提案を含む請願を出した市民団体とその代表である井上一夫を、樋渡市長と山口昌宏議員が理不尽に誹謗中傷。樋渡市長は12月末にも井上氏が佐賀新聞社サイトに寄稿した記事について佐賀新聞社に理不尽な抗議を行っている。また、山口昌宏議員は2013年3月市議会でも同団体に対し理不尽な暴言を吐いている。

○11/15説明会では残すと説明していた「蘭学館」を、12月市議会で突然ツタヤに明け渡した。(後述)

 
2.改装計画を進めるにあたり、市民への説明責任がまったく果たされなかったこと。

○2012年6月市議会の時点でネットに市民向けの説明ページを作ると表明されていたが、結局作られなかった。
武雄市の公式HPやFacebookでのお知らせは「スターバックスが入ることになった」程度であり、図書館改装についてまともに説明するようなお知らせは全くされていない。市民は新聞発表などで知るしかなかったが、それですらまともな情報を知ることはできなかった。

○市民説明会は2012/5/20(130名)と2012/11/15(わずか23名)の、たった2回だけしか行われなかった。
11/15説明会は、何故か祭り週間開始の前日という忙しくて参加しづらい日程で開催された上、市民への告知も新聞でわずかになされただけでネットでの告知はなされなかった。(告知を求めても無視された)
樋渡市長は非公式に何度か説明会をやったと主張しているが、確認しようもない。

○上にも書いており、詳しくは後述するが、蘭学館の明け渡しについても、市民には途中まで「残す」と説明しておきながら、ギリギリになってその説明を相談もなく覆し、強引に明け渡した。

3.2000年10月に出来たばかりの、まだ新しく綺麗だった図書館を、合計4.5億円もの多額の税金をかけて改装したこと。

※図書館を新築したと勘違いしている人も多いようだが、武雄市図書館は2000年10月に新築開館したもの。今回の改装は、建物の内部を大幅に改装しただけである。まだ12年しか経っておらず、新しく綺麗で素晴らしい図書館だったのだが、それにも関わらず4.5億円もの税金をかけて内部を改装したのである。樋渡市長がカンブリア宮殿で見た「代官山蔦屋っぽいもの」を求めるためだけに。

※改装前の武雄市図書館・歴史資料館の姿については以下のまとめを参照。

”図書館・歴史資料館がオープン!” #takeolibrary - NAVER まとめ

市民を欺き貶める樋渡市長を「改革派市長」などと呼ぶな - Togetter

※ちなみに、小布施町立図書館まちとしょテラソの建設費は3.5億円だそうである。

※この4.5億円の一部は2.75億円の合併特例債で賄われるので、その交付税措置70%分、つまり約2億円が国税負担となる。武雄市の負担金額は残りの2.5億円。武雄市の世帯数は約17500世帯なので、世帯あたりに換算すると、1世帯あたり約14300円の負担となる。

※CCC社もそれとは別に改装に3億円を投じたとされているので、税金とあわせると7.5億円が改装に費やされた。5年間の指定管理委託であるにも関わらず、民間企業がこれだけの金額を投資するのは異常。後述するが指定管理の委託費は大幅な赤字確定の金額であり、ツタヤなどの売上でカバーするしかない。CCC社はこの3億円を、どのように回収するつもりなのだろうか?武雄市図書館をロールモデルとして売り込もうという動きがあるが、3億円も注ぎ込むような投資が普通になされるはずもなく、武雄市図書館が「特殊なケース」であることを忘れるべきではない。

※7.5億円というと、年間運営費の6倍、つまり6年分に相当する。また、武雄市図書館の年間図書購入費は1300万円ほどなので、約58年分の図書購入費に相当する。

※まだ新しい武雄市図書館の改装に7.5億円をかけたということの異常性をわかっていただきたい。

 
4.武雄市は「年間の運営費を1割削減」と発表しているが、実際には削減されていないこと。

※武雄市の図書館費は図書館と歴史資料館をあわせた金額となっている。なお歴史資料館部分はCCC社による指定管理ではなく武雄市の直営のままである。

※武雄市の図書館費は、H23年度までの数年間は実質約1.2億円前後だったのに対し、H25年度当初予算では1.5億円強となっている。CCC社への図書館の指定管理委託費1.1億円はその中に含まれている。

※H22年度とH23年度の決算では図書館費は1.4億円前後になっているが、MY図書館という電子図書館計画(失敗しているし成功の見込みもない)のために導入費用や翌年度繰越金が発生したためであり、それを除いて考えれば実質的な年間の図書館運営費は1.2億円前後となる。

※H24年度の図書館費は休館日を前年より減らしたことで1.45億円を予定していたそうだが、11月~3月の5ヶ月館もの間、改装工事で休館していたこともあり、参考にならない。

※開館時間数が増えたのだから、運営費が高くなるのは当然でもあるのだが、何故「削減」とデタラメな主張を続けるのか理解できない。後述するが、1.1億円という委託金額も、大幅に金額が不足した異常な内容である。

5.「蘭学館」を市民に相談もなくツタヤのレンタルコーナーとして明け渡したこと。

○「武雄市図書館」は、正式には「武雄市図書館・歴史資料館」。
武雄市の貴重な蘭学資料と、図書館の司書や郷土資料とを連動させる狙いのあった複合施設である。

○「蘭学館」とは、武雄市の貴重な蘭学資料を常設展示する施設として建設された建物。武雄市図書館の正面入り口から見て左にある、楕円形の部分がそれにあたる。外壁にはオランダから取り寄せたタイルが使われているとのこと。2013年4月の改装開館以降はツタヤのCD/DVD/BDレンタルコーナーにされてしまっている。

○樋渡市長は2012年5月の発表当初から蘭学館(貴重な武雄の蘭学資料の常設展示館)を明け渡すことをほのめかしていた。また、2012年7月に武雄市を訪れた那須町長に対し、「蘭学館は取り壊し、CDなどの視聴覚室にする」と説明していた。しかしその後、9月市議会や11/15の市民説明会では蘭学館は残すと説明していた。それが12月市議会で突然覆され、ツタヤのレンタルコーナーとして明け渡すことになった。
議員や市民への事前説明などは一切なく、青天の霹靂だった。

※12/10市議会での谷口議員(反対派)の質問さえ「蘭学館については現時点でお答えできない」としておきながら、翌日の12/11の吉川里己議員(市長の友人)の一般質問で突然蘭学館の明け渡しを発表するという、徹底した隠蔽工作でした。

○蘭学館は、多くがレプリカなどの固定展示であり、市民にとってはあまり変わり映えがしないため、
        観光客などを除けば訪れる人が少ないという状況は確かにあったようである。
        しかしながら、その改善方法はいくらでも議論の余地があったはずであるし、
        また市民も交えて議論しなくてはならない部分であっただろう。
        また、改装に4.5億円をかけたことも考えると、蘭学館の改善費用など微々たるものだろう。
        複合施設のメリットを活かし、よりよい展示を検討していくべきだったと考える。
        樋渡市長はそういった議論を一切行わず、問答無用でツタヤに明け渡してしまった。

      ○樋渡市長は「建設予定の新市庁舎に新蘭学館を作る」としている。
       だが建設はまだ計画段階であり、完成は早くても数年後。
       他の様々な課題についても具体的な話は一切されておらず、
       「ツタヤに明け渡したいがための、ただの先延ばしの逃げ」であることは明らかである。

        ※歴史資料は武雄市図書館・歴史資料館にある収蔵庫に設置されているが、
         新市庁舎には収蔵庫も作ることになるのか。

        ※新市庁舎に新蘭学館を置く場合、休日の運営などはどうするのか。
         武雄市の貴重な蘭学資料は観光資産の1つでもあり、平日のみの公開にするのは惜しい。

        ※新市庁舎に新蘭学館を作る場合、図書館とは別に管理運営のための職員が必要になる。
         平日だけなら市職員が対応すればよいが、休日運営はどうするのか。

        ※図書館と歴史資料館(蘭学館)とが切り離されてしまった場合、
         図書館の司書や郷土資料との連携がしにくくなるというデメリットもあるが、
         それについてどう考えているのか。
         これは歴史研究家などにとっては、大きなデメリットである。

        ※明け渡しにおいて示された主な理由は「訪れる人が少ない」というものだが、
         新市庁舎に移しただけで、人が来るようになるとでも思っているのだろうか。
         率直に言って歴史資料というのは地味なものでもあり、
         容器を変えただけで人が集まってくるはずもない。
         活用を考えることも大事だが、地元文化継承の面などから、
         地道な収集・保存・研究を行っていくことも大事な役割である。

        ※これらの点は樋渡市長のブログでもコメントしたが、まともに取り合われることはなかった。

        ※蘭学館が明け渡されてしまったことで、蘭学資料は収蔵庫に押し込められてしまい、
         企画展が催されない限り市民や観光客の目に触れる機会は無くなってしまった。
         文化的に大きな後退であると考える。

 
    6.武雄市とCCC社の1.1億円の指定管理契約は、事業計画書を見る限り

         「従来は歴史資料館も含め年間1.2億円で運営していたが、
          図書館だけでいいので下記の条件で1.1億円でやれ。」

         「従来の図書館は1日8~9時間290~331日開館だったが、
          それを1日12時間365日開館にしろ。」

         「従来の図書館スタッフは19人だが、委託では人件費は11人分しか出さない。」

       という、無理のある歪んだ契約になっていること。

       ○開館時間が大幅に増えたのに、人件費が大幅に削られている。
         委託費で受け止められなかった司書らはCCC社が蔦屋書店の店員として雇い入れており、
         蔦屋書店やスターバックスで利益を上げないと採算がとれないとCCC社が明言している。。
         つまり蔦屋書店やスターバックスで利益が上がらなければ、図書館運営そのものが成り立たないということになる。

       ○このような歪んだ契約は長期的に見て、サービスの低下や人員削減など、
         何らかの問題を引き起こしやすいと考えられる。

 
    7.既存の建物の広さ(狭さ)や、吹き抜けのホール型という構造的な特徴を考えると、
       商業部分を入れるのは明らかに無理があり、実際に無理が生じていること。
       (内容は後述)

 
    8.今回の改装は、多くのものを犠牲にした上で無理やり蔦屋書店とスターバックスを入れただけであり、
       トータルで見て「図書館や公共施設の価値」を上げたとは到底思えないこと。

 
    9.商業部分を表に出しすぎているうえ、図書館部分と明確な区分がなされていないこと。

      ○スタッフも図書館と蔦屋書店の両方の仕事をしており、指定管理の委託費の面でも、
        商業部分とどうやって分離して処理するのか不明確。

 
   10.武雄市がCCC社の営業に異様に便宜を図っていること。

      ○蔦屋書店の店名として「武雄市図書館」(最後に「店」がつかない)を名乗らせていること。
        レンタル1本無料のクーポンを「武雄市図書館」の名前で発行したりもしている。

      ○図書館の閲覧席を明確に案内せず、スターバックスの席であるかのようにしていること。
       (スターバックス周辺の黒い席50席だけがスターバックスの席であり、
        白い席16席や屋外テラス36席は図書館の席なのだが、
        まるでスターバックスの席であるかのようになっている。
        図書館の席なのにスターバックスの商品を買わないと座れないかのような誤認を招く。)

      ○行政財産の目的外使用許可を出しているCCC社営業部分の賃料を2分の1に減免。

      ○樋渡市長がTカードを他の自治体業務にも広げていくと発言していること。
       (住民票の発行、マイナンバー、生活保護、医療情報など)

      ○武雄市図書館で行われる講演会などのイベントは図書館がその委託費で行っているわけではなく、
        蔦屋書店が行っている模様であり、書籍の販売キャンペーンなどとも連動されているが、
       講演で使用されるメディアホールの使用料がどうなっているかなどについて、
        武雄市役所は回答を避けている。

 
   11.従来の利用カードがそのまま使えるにも関わらず、批判を押し切ってTカードを導入していること。

      ○「図書館の自由に関する宣言」の理念に反し、図書館の利用情報を、よりにもよって
        個人情報を収集して利益を得ている企業であるCCC社に渡していること。

      ○あまり知られていないが、Tカードは加盟店などから顧客の購買情報や個人情報などを広く収集し
       それをマーケティングなどに利用して利益を得ている。
       利用者はポイントを得る代わりに、買った品物や年収、家族構成など様々な情報を収集されていることになる。
       (無論規約に同意した上での収集ではあるが、医薬品の購入情報など繊細な情報も収集されている。
        問い合わせなどを行っても扱いが不明確な点もあるため、影響が懸念されている。)

      ○武雄市図書館では「利用者がいつ図書館を利用したか」という利用日時の情報がCCC社に提供されている。
       些細なように感じる方も多いと思われるが、利用情報も立派な個人情報である。

      ○樋渡市長は「個人を特定しない形で提供している」と主張しているが、
       Tカード番号を渡す以上、個人を特定できるのは当たり前であり、論理が成立していない。
       個人情報提供ありきのゴリ押しであり、まともな議論になっていない。

      ○規約の変更によりCCC社に渡す情報が安易に拡大されるのではないかという危険性がある。
       (なぜか武雄市図書館のTカード規約には「条例に優先する」と書かれている。)

      ○樋渡市長が個人情報の取り扱いについて非常にルーズであり
       無思慮な利用を進めようとしているのは数々の事例から明らかである。

      ○樋渡市長がTカードを他の自治体業務にも広げたいと発言している。
       (住民票の発行、マイナンバー、生活保護、医療情報)

 
   12.異常な巨大書架による大事故への懸念

      ○導入されている書架は1階部で最大高さ4.6m、2階部で最大高さ4mもある異常なもの。

      ○高さ2.1m以上の部分には落下防止柵がつけられており、利用者は職員に頼んで
       本を取ってもらう必要がある。
       実質的な閉架であり、背表紙の文字すら視認できない高さである。

      ○清掃や本の出し入れといった日常作業においてすら大きな危険を伴い、
        当然ながら地震時の崩落被害なども心配されること。

      ○2.1m以上の部分には落下防止柵が導入されているとはいえ、本が倒れてしまえば
       その柵も役に立たないし、実際に高所で倒れてしまっている本も目撃されている。
       棚板を後ろに傾けているという工夫もされているというが、柵も含め地震時にどれだけ効果があるのか疑問である。

      ○特に2階の書架は前に幅1.5mほどの通路しかなく、最悪の場合、
       8m下の1階まで本などが落下する可能性がある。
       (取り出し作業などで手を滑らせただけで大事故につながりかねない。)

      ○このような巨大書架を導入せざるを得なかった原因は、
        広さの足りない図書館に無理にツタヤなどの商業部を入れ込んだことや、
        閉架書庫や事務室等を潰したことの代償としか思えない。

      ○開架に配置されている蔵書密度を考えてみるとよくわかる。

          改装前: 1140平米に9万冊 →1平米あたり79冊

          改装後: 1572平米に20万冊 →1平米あたり127冊

        単純計算ではあるが、開架部分の蔵書密度が、従来の1.6倍になっている。
        これだけの詰め込みをしなければならず、危険な巨大書架を導入する羽目になっている。

      ○一見すると膨大な本が並べられており、圧倒されるかもしれないが、
        その実態は上に述べたとおり、本を詰め込んだだけで実用性に乏しい危険なものである。

 
   13.事務室などのバックヤードを大幅に狭くしたことで作業に支障が出ている様子が見られること。

      ○レファレンスカウンターの散らかり具合

      ○書架の乱れ。
       (365日開館になったことでまとまった時間がとれず、書架整理が追いついていないという話も。)

 
   14.バリアフリーの面で、改装前よりも劣化していること。

      ○エレベーターホールに段差が出来た点。
       (床下配線のため、1階の床が10センチほど上がっている。
        エレベーターホールの片側がスロープになっているが利用しにくい。)

      ○元々1階だけに置かれていた本が2階部分にも置かれることになり、
       利用者が2階に上がる必要性が生じている点。
       (以前は2階は勉強用の席や会議室などがあった程度。
        やむをえないとはいえ、昇降が必要になったのは事実。)

      ○入り組んだ書架配置。

 
   15.子供コーナーの機能性が、改装前よりも劣化していること。

      ○改装前は現在スタバがあるあたりが子供コーナーになっていた。

      ○読み聞かせ部屋の廃止。
        改装前はスタバのあるあたりに、仕切られた読み聞かせ部屋があり、
        子供が読み聞かせに集中できるような環境になっていた。
        改装後の子供コーナーは1階スタバ奥の端の開けた場所のみとなり、
        読み聞かせもそこで行うようになっているため、
        子供が読み聞かせに集中しにくい上、読む側の演出なども難しくなった。

      ○子供用トイレの廃止。
        改装前はスタバのあるあたりに子供用トイレがあり、すぐに連れて行くことができた。
        改装後の子供コーナーは1階奥の端に追いやられてしまっており、
        1つしか無くなってしまったトイレから距離がかなり離れてしまったため、親子ともに大変。

      ○機能性とは別だが、ツタヤの子供向けの売り物が置かれている棚と、
        児童書の棚とが明確な区分もされず隣り合っている状況であり、
        子供にとっては売り物と図書館の本とが区別しづらくなってしまっている。
        こういった商業意識丸見えの配置は図書館として好ましくないのではないかと考える。

 
   16.蔦屋書店やスターバックスが入っただけの施設の長期的効果への疑問

      ○主にスターバックスの珍しさとオシャレなイメージや、
        巨大書架に本が詰め込まれた何となく圧倒される雰囲気(前述の通り冷静に見れば危険なだけ)が持て囃され
        観光がてらの来館者が増えているようだが、それが落ち着いてきて「そこにあって当たり前」となった場合、
        何らかの効果を上げることができるのか疑問であること。
        率直に言って、そこらにある商業施設とほとんど変わらないのではないか。

 
   17.市内の書店、カフェ、レンタル店の経営への影響が心配されること。

      ○武雄市には従来からそれなりに大きなツタヤ店舗がすぐ近所に存在している。

      ○武雄市図書館のすぐ隣にあるショッピングセンター「夢タウン」にも、
        書店やカフェが入っている。

      ○当然ながら、市内には他にもレンタル店、書店、カフェなどがある。

      ○限られた購買人口を奪い合っている状況。
        民間の競争原理ならともかく、行政が業者を引っ張ってきての民業圧迫。
        樋渡市長は、市議会で地元書店を「既得権益」呼ばわりしている。
        CCC社への委託の話が出るよりも前には、地元書店への配慮をアピールしていたのだが、
        CCC社への委託を推し進めることになった途端に手のひらを返し貶めた。

      ○既に地元の店舗からは売り上げが減ったという悲鳴も上がっている。

 
   18.武雄市や樋渡市長が、武雄市図書館を始めとする各種市政について、
       おかしな説明や数字を、自分達に都合のいいように多用していること。

      ○代表的なものが上で述べた「運営費1割削減」。実際には図書館費は削減などされていない。

      ○市議会や、視察に行った議員らに対しても、おかしな数字や説明を出していることがわかっている。
       そのデタラメな説明を鵜呑みにして、自分達の地元に流布しているマスコミや議員が多すぎる。

 
   19.開示請求をしてさえ、まともな資料が出てこないことへの不審

      ○説明が無い、あるいはおかしすぎるため、有志の数名が開示請求を行っているが、
       武雄市図書館に関する開示請求は、そのほぼ全てが条例違反となる処理遅延となっており、
       いざ開示されても、意図を曲解した資料やごく一部の資料だけということが多いこと。
       意図的に処理を遅延させているとしか思えない状況。
       武雄市役所は、きちんとした手続きを行った上で図書館の改装を進めたのだろうか。
       とてもそうは思えない。計画が拙速すぎてまともな処理がなされていないのではないだろうか。

 
   20.反対者を理不尽に貶めてばかりという、樋渡市長の最悪の本質への懸念

      ○樋渡市長は、2013/1/21の徳島ICT講演会において

           「なんで市民の声を聞かなきゃいけないんだ」

        と言い放っている。「嫌なら選挙で落とせ」を免罪符に使い、
        まともな説明責任すら果たさずに施策を進めている。

      ○今回の図書館問題でもそうだが、市民や現場との合意形成を進めていくのではなく、
        一方的な説明ばかりを押し通し、批判や意見をする者に対して暴言などの過剰な攻撃性を示し、
        市議会等でも議員や市民、あるいは邪魔になるものを理不尽に侮辱し貶めてばかりである。
        とても民主主義政治家の資格があるとは思えない。

      ○2012年9月市議会では、図書館計画について提案を含めた請願を出した、
        「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」と、その代表世話人の1人である
        井上一夫氏に対し、樋渡市長と山口昌宏議員が理不尽な罵倒を行っている。

      ○また、樋渡市長は2012年12月末に井上一夫氏が佐賀新聞のサイトに寄稿した
        ブログ記事について、佐賀新聞社に理不尽な抗議を行っている。
        井上一夫氏が示した懸念は妥当なものであり、樋渡市長の主張には具体性も正当性もなかった。

      ○武雄市の諸問題の元凶は、ほとんどがこの樋渡市長の最悪の本質に起因すると考えている。

 
   21.安易な施策の広がりへの懸念

      ○デタラメな説明を鵜呑みにして諸問題を検証しないまま武雄市図書館および樋渡市長の市政を
        「成功例」だとして持ち上げる動きが多く、そのような安易な姿勢は公共施設である図書館や
       民主主義を破壊する暴挙につながりやすく、腐敗が全国に広がる契機となってしまうことを強く懸念していること。

 
   ●補足情報1
      武雄市図書館の蔵書20万冊という数字は、以前から特に増えていません。
      改装前は19万冊ほど(うち開架9万冊)だったのを、
      改装後は閉架書庫を潰したため、その全てを開架に置いただけです。
      (前述したように書架上部などが実質的な閉架となっていますが。)

   ●補足情報2
      改装前の武雄市図書館では、現在のゆめタウン側入り口周辺が
      飲食コーナーになっており、水飲み場(ウォータークーラー)もありました。
      改装後はこの飲食コーナーが潰され、水のみ場も撤去されましたが、
      6月市議会で谷口議員らが追及したことで、今後水飲み場の設置が進められる予定です。
      しかしこのやりとりでも、樋渡市長は谷口議員に理不尽な侮辱をしていました。

 
 
  武雄市図書館を目当てに、多くの地方議員らが視察に訪れているようですが、
  それらの報告を見ると「来館者数の増加」「運営費削減」「指定管理による民間活用」という
  武雄市側の説明を鵜呑みにしてしまった、目先だけの短絡的な評価しか見られないものがほとんどです。
  地元議会で「武雄市図書館のように指定管理で~」と主張する姿も見られます。
  衰退しつつある地方自治について考えた時、何かをせねばならないと危機感を感じるのはわかるのですが、
  行政が果たす長期的な役割などを深く考えずに、短期的な成果ばかりを求めるといった
  安易な政治が広がっていってしまいそうで懸念しています。

     ※視察での説明内容がおかしいことについての実例を示している記事
         CCC社の視察説明スライドの数値等がおかしいのでコメントし、武雄市問題に関する思いも書いてみた

 
  大きな話の1つとして、多賀城市の例があります。
  移転する市立図書館について、一度はCCC社への指定管理委託を検討していると
  報道されましたが、その後公式見解としては具体的な話ではないと否定している模様です。
  武雄市のような「最初から委託ありきでの押し付け」がなされないよう注視していきたいと考えています。
  先日、多賀城市の市議にも意見を送ってみました。
  このテキストとは違った形で問題について述べています。
  もしよければご覧下さい。

      多賀城市議に送った意見

 
  武雄市の樋渡市長に関する様々な問題については、有志の手でまとめが作られています。
  問題が多すぎて、些細な点で騒ぎすぎていると感じられることもあるかもしれません。
  しかし、よく見てみればどこかで「おかしさ」を感じてもらえるはずです。
  自治体やその首長がここまでおかしな言動をとることは信じがたいとは思いますが、
  しっかりと事実を見据えて、ご自分の考えで検証してみてください。

      佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem

 
  なお、当ブログ左上から、武雄市問題に関する記事一覧にアクセスすることができます。

      3.武雄市関連記事: さまよう金の髭』

※教育委員会を無視し、強引につたやと手を組んだ。で、経費は増大。これ、とんでもないこと!

サポーター

2014年03月22日 | Weblog
と、いっても、「グリーンピースジャパン」の。

で、年間○万円の寄付も。

「サポーター」とは「声を上げて応援」するだけではなく、「資金援助」をする人たちのこと。

※自治体ではそういった人はまあ、いないな!

森をつぶすな!

2014年03月22日 | Weblog
グリーンピースジャパンからのメッセージ。

『私たちの生活が彼らの森を破壊する

マーガリンやチョコレートなどのお菓子、カレー、シャンプーや洗剤や歯みがき粉。

私たちの身の回りのさまざまな日用品の原材料「植物油脂」「植物油」として幅広く使われるパーム油ですが、このパーム油の生産のために、いま、インドネシアでは深刻な森林破壊が広がっています。

一年間に東京都のおよそ2.8倍の広さの森が失われ、スマトラトラは残りおよそ400頭にまで減ってしまいました。

トラの楽園をまもるために、いますぐこのオンライン署名に参加してください。

3月31日までにご協力いただいた署名は、4月にインドネシアで実施される大統領選挙の立候補者に渡されます。

森を破壊しないパーム油生産は可能です。
すでにネスレ、フェレオ、ユニリーバ、ロレアル、マーズなどの企業は、「森林破壊ゼロ」のパーム油調達方針を導入しました。

これは、世界中の多くの消費者が「森林を破壊して作られた商品はいやだ」と声をあげた結果です。

グリーンピースでは、世界50億人もの消費者に日用品を提供しているP&G社にも材料調達方針の転換を求めています。

是非、P&Gにメールで“森にやさしい”商品を作って欲しいと伝えてください。』

※詳細は、「グリーンピースジャパン」のホームページを!

テレ東

2014年03月22日 | Weblog
カスタム。

『素人いじり、先物買い…テレ東一人勝ちの秘密とは- WEB女性自身(2014年3月22日07時00分)

テレビ局の中で「5強1弱」と呼ばれていたテレビ東京が、快進撃を続けている。今年、開局50周年を迎えたが、昨年4〜9月の経常利益が前年度比92%増で、民放トップの伸び率となった。

「かつてテレビ東京は、視聴率の低さから“番外地”と呼ばれていました。けれど今、時代の流れがテレビ東京に脚光を浴びさせているのです」

そう語るのは、『テレビ番外地—東京12チャンネルの奇跡』の著者・石光勝さん。同局開局から、番組作りに携わり、元編成局長も務めた石光さんが、テレ東一人勝ちの背景を分析する。

「開局当時1日5時間しか放送できない時期もありました。カネ、ヒト、モノがない。他局のようなプロ野球中継、ドラマ、歌番組はできません。有名タレントもギャラが高くて使えない。当時、番組予算も他局の3分の1から4分の1でした。しかし、条件が厳しく制限があると、人は発想が湧くものです」

そこで生まれたのが、ゴールデン初の「グルメ番組」だった。

「老いも若きも職業も関係なく、人間の生きる本性にかかわるのが『食』と、苦肉の策で作ったのがグルメ番組でした。視聴率も稼ぎ出し、“苦しいときのラーメン頼み”といわれるまでになりました。オールロケの低予算で、お店も宣伝にもなり、一石二鳥。有名人が出なくても番組が成立しました」

ここから“素人いじり”の金脈につながっていった。

「近年、視聴者の年齢層が高くなっていますが、テレ東は最初から中高年の方に向けた番組作りをしていました」

その姿勢は今もブレない。また、長時間スペシャルをレギュラー枠化したのもテレ東が初。

「あらゆるジャンルがOKでこれは月に4回は勝てなくてもいいから、1勝3敗を目指す発想。映画監督の今村昌平さんが企画を持ち込んでくれて賞も取りました」

ビートたけし、タモリ、さんまらもブレイク前に出演。

「伸びそうな新人を起用する。全国区になり、ギャラと実力がアップするとテレ東の手に負えなくなる(笑)。

気持ちは寂しいが、“先物買いをして、手ばなす”。

12時間などの長時間番組を作ったのも省エネになるから。テレ東には、こんなパイオニア精神のDNAが今も受け継がれています。条件の悪さは、逆転の発想で違うものを生み出せます。

ナンバーワンになれないなら、「オンリーワン」になれるチャンスがあるんです」 』

※これがテレ東流!

リニア

2014年03月22日 | Weblog
まずは、静岡新聞の記事から

『「リニア渇水」下流域懸念 大井川の流量減少と予測

JR東海がリニア中央新幹線整備計画の環境影響評価(アセスメント)準備書で大井川の流量が減少する予測を示したことに対し、下流域の行政や水利用団体から懸念の声が噴出している。下流域の市や水道企業団、土地改良区など計15団体は8日までに、JR側にアセス結果案への意見書を提出した。』

※これ、もっと詳しく書くと、毎秒2トンの水がなくなる。これ、菊川市を含む近隣7市63万人もの水利権と同じ量。で、それがリニアの工事でなくなるというもの。

消費税増税

2014年03月22日 | Weblog
だが、販売価格は据え置き。

つまり、本体価格を下げたということ。

これ、消費税増税に対しての(顧客の負担増を止める)抵抗。

「週刊金曜日」

すごい!

※「週刊金曜日」は準備号から、20年以上(今も)「定期購読」。

期待

2014年03月22日 | Weblog
してはいけない!

期待して、で、そうならない。

そういうことはいくらでもある。

これ、「現実」。

「それじゃ、夢屋希望がない!」

そう云われようが

期待しない。