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ヘディングなら史上最強?(ネイハイス)

2007-01-30 21:00:18 | 浦和レッズ
皆さんは浦和レッズ史上最もヘディングが強かった選手は誰だと思いますか?ギドや闘莉王らの名前が挙がると思いますが、私が見た限りでは、ヘディングだけなら史上最強ではないかと思われるDFが1997年から1998年にかけて在籍していました。

その選手の名前は、アルフレッド・ネイハイスといいます。国籍はオランダですが、国境を越えて通勤してドイツのチームでプレーしていたところを浦和がスカウトして、ケッペル監督時代に加入しています。海外移籍どころか、実家を出る経験すら初めてと聞いて、ホームシックでその年退団したバウアーの二の舞を心配しましたが、意外と日本にはなじんでくれました。

3バックが多かった当時のケッペル采配では、ギドと最終ラインを組むこともありました。ネイハイスが最も活躍した試合として、印象に残っているのは、翌1998年の開幕戦です。ギドや闘莉王とは違って足元は強くなかったネイハイスは、マークミスで失点しました。しかし、セットプレーで前線に上がったときは無敵の強さを発揮しました。

セットプレーだけで、DFが2ゴールというのは、現在でもなかなかない記録でしょう。ただ、当時の浦和にはセットプレーのターゲットはネイハイス一ヶ所しかありませんでした。そのため、次第に相手DFに読まれ始めて、ネイハイスにマークが何人もつくようになってしまいました。

そのため、せっかくのヘディングも、ゴールを量産するほどではありませんでした。当時の浦和のFWは、福田、福永、岡野と長身タイプがいなかったのも、ネイハイスには不運でした。

しかし、浦和でコンスタントに試合に出ていたことで、意外なところから目をつけられることになりました。それは、ドイツでも強豪で知られる、ボルシア・ドルトムントからのオファーでした。ネイハイスはドイツ時代は弱小チームでプレーしていたので、このオファーは夢のような話だったでしょう。

結局、1998年のシーズン途中で浦和を去ったネイハイスは、そのヘディングの能力以外は、印象に残りませんでした。もし、ずっと浦和にいてくれたら、伝説に残る選手になれたかもしれません。ネイハイスの後釜として来日した、イタリア人のザッペッラが、浦和をJ2降格に導いてしまうのは、もうしばらく先のことです。

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