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澤の神(5/24なでしこ対ニュージーランド)

2015-05-26 18:31:38 | レディース
日曜日は、相撲となでしこジャパンの試合をはしごした、スポーツ花盛りの一日でした。今回は、なでしこジャパンのニュージーランド(以下NZ)戦について書きます。今回、女子W杯に臨むなでしこですが、ベテラン澤の代表復帰が注目されていました。

こういうベテランを呼び戻すのは、間違いなくスタメンで使うためだと予想していました。守備面にリスクを抱えますが、澤の持つゲームメークのセンスと得点力は、他人には替え難いと佐々木監督が判断したのでしょう。

その、佐々木采配は的中しました。澤が得意のCKから先制ゴールを決めたからです。澤の、ゴール前で相手を出し抜ける技術はまだまだ健在で、宮間の入れたボールにわずかに早く触ってゴールを決めます。佐々木監督が「澤の神」とインタビューで口にしたほどです。

ただ、目標が優勝のチームと、なでしこを見てしまうと、このNZ戦の内容は満足できません。まずは、澤と組むボランチです。もともとはトップ下の澤を使う以上、ダブルボランチを組む相方にはかなりの守備が要求されます。本来CBの川村を起用してアンカーに置きましたが、NZのドリブルに対応できず不満が残ります。

また、攻撃の際に何度かトラップミスが見られたのも不満が残ります。なでしこの売り物のパスサッカーの感触は取り戻したように見えますが、最後のタイミングでトラップミスをしてカウンターを食っています。もちろん女子ですから、男子の浦和レッズと同じ技術を期待してはいけませんが、攻撃をシュートで完結できる回数をもっと増やしていくのは課題です。

NZは、2008年の北京五輪で対戦したときはロングボールを次々放り込むパワーサッカーでした。実際、ヘディングの強さはなでしこを上回っていましたが、今のNZはパスを回せるようになっており、ロングボールはほとんどありませんでした。

なでしこジャパンの優勝が世界の女子サッカーを変えたとはよく言われており、なでしこが持っているテクニカルなサッカーを、いろんな国が目指そうとしているのはこの試合からも感じます。果たして、世界の強豪はどんなスタイルを見せてくるか、女子W杯の中継が楽しみです。そんな相手にも、なでしこのサッカーが通用すれば、日本は真の女子サッカー王国と言われるようになるでしょう。

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