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ペトロ解任に思う

2011-10-21 20:51:17 | 浦和レッズ
ペトロの解任に関しては、橋本社長がペトロの今季限りでの辞意を聞いたときに、今季終了までの続投を明言しなかったことからありうると思っていました。ただ、替えるならもう少し早く替えなければならず、横浜FM戦の前に堀監督が指導できる日程がわずか二日しかないのでは、堀新監督のやり方をピッチで表現するのは難しいでしょう。

それでも、チームは進まなければ残留もタイトルもありませんから、ユース時代の堀監督のサッカーを熟知する原口、山田直輝らが中心になってチームを引っ張って欲しいと思います。

今回はペトロ采配の総括ですが、PSMでは1勝2敗と結果は出ませんでしたが、このサッカーは面白いと思っていました。理由はペトロのサッカーはサイドから仕掛けるウイングサッカーで、最近のJリーグがサイドハーフやFWからコンバートしたSBが多く使われているからです。

あの手堅い鹿島まで、本来MFの西やアレックスをSBに置く時代です。そういう理由で本来攻撃的な選手をSBにコンバートしていた神戸との開幕戦は、ペトロサッカーがはまるかもしれないと楽しみにしていました。このサッカーのキーマンは田中達也でした。彼が絶好調なら本職でないSBなら決して止められないはずと信じていました。

確かに、神戸戦の茂木対田中達也の対決は田中達也の完勝でした。サイドからクロスを供給できるものの前線がなかなか決めきれないうちに、浦和は鈴木啓太が2枚目のイエローで退場します。この数的不利の展開で、勝ち点1を狙うか勝ち点3を狙うかは重要な決断でしたが、ペトロは勝ち点3を狙い、柏木とマルシオのダブルボランチにして勝負を賭けました。

この柏木とマルシオのダブルボランチは、ペトロの勝負手としてその後何度も使われましたが、アウェイ大宮戦のような成功例もありましたが、基本的には不安定で見ていられませんでした。ボールを完全に支配しないと、マルシオが1対1の守備に弱いというところを徹底的に狙われてしまうからです。

この神戸戦をポポのFKで0-1で敗れたことが、今季浦和の低迷の一歩だったと思っています。この試合以外にも、終盤まで同点で勝ち点1が取れそうな展開はありましたが、ペトロは勝ち点3を狙って失敗した試合が多かったです。たぶん、慎重な監督だったらあと勝ち点4くらいは引き分けで取れていたと思います。

また、ペトロの責任ではありませんが、FWの不振も響きました。エジミウソンも今季は不調の年でしたが、それでも辛抱強く使えば7~8点は取ってくれたと思います。後任のデスポトビッチのノーゴールの不振には、ペトロがいくら頑張ってもどうしようもないところもあります。

監督としては成功できませんでしたが、選手時代限界まで走り続け、1999年に降格の決まった広島戦でスタッフに助け起こされるまでピッチで寝転んでいたペトロの思いは忘れません。少し冷却期間を置けば、きっと古株の浦和サポは功労者とペトロのことを思ってくれると思います。

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