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走る能力ならチーム一(平川忠亮)

2012-04-29 21:16:54 | 浦和レッズ
浦和勝利の翌日なので、浦和の選手を取り上げたネタで行きますが、活躍した梅崎やマルシオは最近書いた「常連」なので、浦和の右サイドを支える渋いわき役、平川忠亮選手を取り上げます。

浦和は複雑な戦術である3-6-1を消化させるため、キャンプ突入早々から戦術練習をやって浸透を図りましたが、最初にアウトサイドを平川と梅崎に決めたのにはちょっと驚きもありました。左の梅崎は攻撃的MFの選手でしたし、右も確かに昨シーズン一番コンディションが良かったのは平川ですが、平川の32歳という年齢を考えると世代交代を図る必要もあるかなと思っていたからです。

しかし、そのコンビはなんと今日に至るまで、Bチームが出ているナビスコ杯を除けば一度も動かされていません。それだけ、ミシャの平川に対する評価が高いことの証明だと思います。確かに、平川はスプリント力で勝負する選手で、カウンターに対する戻りが早いことから、思い切って前に人数を掛けることもあるミシャサッカーではリスクマネジメント要員として必要です。

平川は日本のサッカーがテクニック全盛になった時代よりちょっと前の選手なので、札幌戦のアシストの場面でもボールコントロールが乱れ、かなり危なっかしいアシストになってしまいました。そんなにうまくはないというのは、浦和サポもわかっていると思います。

それでも、1対1のスプリント勝負で勝つことができるから今の地位を守っているのは確かで、大宮戦は結果的には敗れたものの、平川が下平に対して何度も勝利したスプリントは感動的だったのも確かです。入団から10年、チームの伝説的な選手になりましたが、今でもいつでもピッチで見られる「生ける伝説」でもあります。

平川は大卒だったので、一年目から戦力にならないといけないというプレッシャーの中でスタートしたと思いますが、同期の坪井とともにピッチに立ち、想定では右サイドの山田暢久の控えのつもりが左でポジションを取ったので、同期の三上が弾かれたり右の西村がトップ出場なしで4年目の契約を得たりといろいろな影響が出ました。

小野伸二は高校時代の同期で、平川がレッズに入る前年に小野伸二がフェイエノールトに移籍したすれ違いがありました。もっとも、平川には高卒でプロに入っていればという思いはまったくなく、高卒でプロ入りしたら4年もたなかっただろうと語っていました。筑波大の体育学部はプロ意識についても教えてくれる場だったので、それも今の平川を支えていると思います。

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