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フィンケとペトロ

2011-10-19 18:39:32 | 浦和レッズ
2009年、フィンケ監督就任の報を聞いたときは百戦錬磨のベテラン監督が来る嬉しさはありましたが、浦和の資金力を考えると1部と2部を行ったり来たりしている監督が手一杯なんだなという現実も感じました。

それでも、選手層は必ずしも厚くなく、活躍した選手は上位チームに引き抜かれるという環境のフライブルクを何年か1部に残した監督です。きっと戦い方はうまいはずという期待を持っていました。

確かに、初めてフィンケ監督の戦術を見たときは、これは面白いと思いました。経験の浅い当時新人の原口や山田直輝を入れながら、ボールサイドに6人を寄せてショートパスをつないで打開するサッカーは、完成すればG大阪にも対抗できる攻撃サッカーができると期待しました。

しかし、フィンケの弱点はあれほどのベテラン監督らしくない、戦い方の下手さでした。引いてブロックを作られてロングボールで攻略されたときに信じられないような弱さを見せ、夏場でコンディションのきついときに引いて守る戦術もありませんでした。

ナビスコ杯予選の消化試合でエジミウソンを起用するような、固定した選手起用も不満でした。原口や山田直輝を発掘した成果は認めますが、次から次へと新しい戦力が出てくるような流動性もありませんでした。

これと比べると、ペトロの場合戦い方のオプションは持っています。柏木とマルシオのダブルボランチのように不安定で見ていられないようなギャンブルもありますが、監督としてこう戦うんだというメッセージ性はフィンケより伝わってきます。

ただ、やっぱりと言っては失礼なのは承知で言いますが、ペトロも戦い方はうまくありません。残留争いに巻き込まれている以上、取れる勝ち点は1点でも取らないといけませんが、ペトロの場合無理に勝ち点3を狙って目前の勝ち点1を落とすことが目立ちます。

次の横浜FM戦は、もちろん勝ち点3は欲しいでしょうが、実は1点でも勝ち点を取っておけば流れが変わる可能性もあります。甲府との勝ち点差は1で、しかも甲府の対戦相手は苦手の清水です。得失点差は浦和がリードしていますから、勝ち点1で降格圏を出る可能性もあります。同点で終盤まで行けば、無理して勝ちに行かなくてもいいのです。大宮戦を引き分けられなかったことで、こんなに苦しい状況にしてしまいましたが、取り返すチャンスはまだあります。

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