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気合で投げる(浜屋将太)

2020-10-28 22:35:34 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、先発浜屋が6回途中まで1失点と粘り、木村の2ランと栗山の2点タイムリー2塁打の4点を守り切って、楽天に4-3と辛くも逃げ切りました。勝ちパターンの継投の、平良と増田がソロ本塁打で失点という、課題も出た試合ですが、今日は先発して3勝目を挙げたドラフト2位ルーキー、浜屋将太投手を取り上げます。

浜屋は鹿児島県の出身で、地元の樟南高校で甲子園出場の経歴があります。決勝戦で6回から10イニングをロングリリーフして、無失点に抑えて再試合に持ち込み、その再試合を勝っての甲子園出場でした。高校卒業後に社会人の三菱日立パワーシステムズに進み、2年目から戦力になり、都市対抗野球でも2度先発してチームのベスト8に貢献しています。

彼は平日の試合で先発するので、その投球をじっくり見る機会は少なかったですが、今日見て感じるのは「気合で投げる投手だ」という印象です。左腕という有利さはありますが、ストレートの球速は140km台半ばと、今のプロ野球ではそれほど速い部類ではありません。それでも、強気にストレートを投げ込んで空振りを取りに行く、勝負度胸はプロ向きです。

彼の投げ方は、昔広島カープにいた大野豊投手を思い出すようなフォームで、体を目いっぱい使って投げ込みます。左腕なので牽制球が上手いという特徴もあり、今日の試合では俊足の小深田を牽制球で誘い出してアウトにしています。今日はピンチも多かったものの、気合で勝ったようで、フライを打たせてピンチをしのいでいました。

課題としては、無駄な四死球を減らすことでしょう。まだまだ、6回あたりになって体力が落ちてくるとコントロールが乱れます。今日は二死一三塁のピンチでリリーフの宮川哲が後続を断ってくれたので勝ち投手になれましたが、まだまだ一年間ローテーションを守るには向上が必要です。それでも、先発投手陣が崩壊状態だった西武投手陣に現れた救世主の一人で、来年もローテーションに入って勝ちを計算できる投手になれるよう、期待しています。
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