Kobby loves 埼玉&レッズ

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走って流れを変える(久保建英)

2019-06-11 22:04:50 | 他チーム
先日のエルサルバドル戦で、初めて日本代表に選ばれた18歳のFC東京MF久保建英選手が途中出場で代表デビューを果たしました。南野に代わってトップ下に入った彼ですが、正直彼に注目して試合を見るのは初めてだったこともあって「どういう特徴があるんだろう」が最初の思いでした。FC東京では流れを変えるパスで注目されていましたが、彼の良さは別のところにありました。

それは、走って流れを変えるプレーです。スピードがあるタイプではないですが、FKをリスタートするプレーでいち早く反応して味方パスを引き出すような「動きの質の良さ」が売り物だろうと最初に気づきました。久保建英は少年時代をバルセロナの育成組織で過ごしましたが、外国人枠の問題が出て帰国してFC東京に入り、15歳でJ3デビューを果たす早熟の天才でした。

それでも、昨年はJ1のレベルに適応できず、シーズン途中で横浜FMにレンタルされるなどFC東京では戦力になれませんでした。まずはJ1の当たりの強さに慣れようと、体幹トレーニングを中心に体を鍛え、今はフィジカルで潰されないレベルまで上げています。16歳でU-20代表入りなど将来性は高く評価されていましたが、18歳の今はFC東京の中心選手です。

また、バルセロナ仕込みの個人技も持っています。エルサルバドルのDFに仕掛けて抜くプレーもありましたし、初ゴールはならなかったもののGKがキャッチできないような強烈なシュートも放っています。もちろん、A代表でレギュラーを狙おうとするならもっと運動量を増やさないといけないと思いますが、持っているサッカーの総合力の高さはこの試合で十分感じられました。

彼にとって南米選手権はチャンスでしょう。日本はU-23代表クラスで、相手はA代表で力の差はあるでしょうが、欧州クラブのスカウトも当然見に来ているはずです。ここで通用することがあれば一気に道が開けることもあります。将来を楽しみにできる選手が出てきたという思いで、彼のプレーを見ていました。
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