Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

縦の突破に弱かった相手(1/18日本対ウズベキスタン)

2019-01-18 22:51:26 | ワールドサッカー
昨日の夜、日本代表はアジアカップのグループリーグ第3戦のウズベキスタン戦でした。結果は2-1と逆転勝利で、日本は思惑通り、グループリーグを1位で通過することに成功します。この日の日本は、森保監督が前節のオマーン戦からスタメン10人を入れ替える大胆な手を打ち、リザーブ組で勝ち点3を取りに行くという困難なミッションを課される試合になりました。

しかし、ロシアW杯で乾がリザーブ組から昇格してベスト16の原動力になったように、入れ替えた代表選手にもそれなりの魅力はあるものです。今回の日本代表は、大迫勇也や堂安律がいるときとはまったく違ったサッカーを見せてくれました。その内容は、パス主体のサッカーでした。堂安や南野が持つ個人技は使えなくても、運動量を生かしてパスに反応することで、ウズベキスタンに対して優位な内容のサッカーを見せました。

相手のウズベキスタンも、2連勝でグループリーグ突破が決まっている事情は日本と同じです。ウズベキスタンもスタメンを5人入れ替え、アンカーに19番を置く4-1-4-1でウイングと1トップのショムロドロフを生かす、縦パスからのスピードあるサッカーを目指してきました。そのスピードは確かに脅威でしたが、見てみるとウズベキスタンの弱点も見えてきました。

それは、日本の縦の突破に弱いことです。ウズベキスタンのサイドの守備は、日本の選手に間合いを寄せる守備をするので、どうしても裏にスペースを与えることが目立ちました。そこを室屋が伊東と入れ替わって上がることでビッグチャンスも作れ、武藤の同点ゴールは室屋からのクロスを頭で合わせたものです。点にはなっていませんが、乾の縦の突破にもウズベキスタンは対応が効いていませんでした。

また、ウズベキスタンの4-1-4-1はDFとMFのラインの間にスペースを与えやすい布陣です。日本はそこも狙っていました。乾が惜しいミドルシュートを放ったのもそのスペースですし、決勝点になった塩谷のロングシュートもその位置でした。ウズベキスタンをよく分析して、狙い通りの試合ができた日本の勝利は必然でもありました。

もちろん、ショムロドロフに独走されて取られた相手の先制点については検証がなされないといけません。抜かれた槙野と、カバーリングが遅れた三浦など、相手のスピードはわかっていたはずです。それでも、その失点から5分以内に追いつけたことで失点のダメージは最小限に食い止めました。ウズベキスタンのレベルだと楽には勝てないことも実感として示されました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする