Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

仙台戦マニアック分析

2017-10-01 22:04:59 | 浦和レッズ
仙台が3-4-3で、前からプレスを掛けるサッカーを挑んできたことは、浦和にとっては攻めやすいという側面もあります。事実、3-4-3はサイドの守備がきついので、浦和としてはウイングのラファエル・シルバ、梅崎をうまく使いたい試合になりました。この日は、柏木がインサイドハーフで先発出場したので、いいときはバイタルエリアでパスが何本もつながる、浦和らしいサッカーも一部発揮できました。

前半で先制点を入れておくことは、この日の勝利条件でしたが、それはセットプレーでうまくトリックプレーを使ったことで達成することができました。練習でやっていたことは間違いなく、興梠がうまく相手DFの前に入って、ヘディングしやすい体勢をうまく作っていたことがこの先制点に結びつきました。

しかし、上海から帰って中3日の試合に、主力のほとんどを投入したということは、コンディション的にはきつい試合でした。しかも、暑さも残る午後2時のキックオフです。その影響は、後半開始直後の浦和の動きがおかしかったところに現れました。明らかに、精神的に試合に集中できていないような落ち着きのなさが見られ、バイタルエリアでのパス交換を奪われた失点の形も最悪でした。

こういう試合はベンチワークである程度カバーすることが必要です。堀監督の手は、柏木out長澤inでした。この日の柏木は、時間を追うごとに動きが落ちていた印象で、そこを長澤で補強する考えは理解できました。どうしても、浦和の4-1-4-1はアンカーの青木一枚になるバイタルエリアの守備を誰かが補強する必要があります。

その役割を柏木がやっていたことで、柏木が一番先に動きが落ちたのも理解できます。長澤は、上海上港戦で守備をうまく補強する役割ができており、この交代は守備の強化がメッセージとわかりました。きついのは仙台も一緒だったようで、その後はカウンターの掛け合いになってきました。

その展開になれば、武藤、ラファエル・シルバとスピードのある選手を持っている浦和に有利です。守りに不安を残した試合ではありましたが、勝てる流れをものにできたことは評価してもいいのではと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なりふり構わず逃げ切る(10/1仙台対浦和)

2017-10-01 17:56:51 | 浦和レッズ
今日のアウェイ、ベガルタ仙台戦は3-2で浦和の勝利でした。落ち着きがなくて取られた2失点はもちろん気になりますが、それでも中国遠征帰りのメンバーのほとんどを投入して勝ちに行った堀監督の意思は伝わり、攻撃面では機能して勝つことができました。ルヴァン杯で敗退した以上10月の代表ウイークは休めるので、ここでリフレッシュして大一番の上海上港とのACL準決勝へ準備して欲しいです。

今日の試合では、2点とも頭で決めた興梠が大きく機能しました。特に大きかったのは先制点で、柏木がFKを直接ゴール前に入れず、サイドの梅崎に出すトリックプレーで仙台のDFが振られ、柏木に戻してからのクロスを興梠が頭で合わせました。おそらく、練習でやっていた形でしょう。梅崎が抜きにかかるところに、仙台DFの1枚が慌ててカバーに入る隙が狙いだったのでしょう。

仙台は、開幕当初はなかなか機能しなかった3-4-3を続けていました。攻撃の中心選手の石原が、浦和からのレンタルという理由で浦和戦は出ない契約になっており、代役のFWには野沢が入っていました。ゲームメーカータイプのイメージが強い野沢のFW起用は驚きでもあり、仙台はどこにボールを収めるべきか定まらない印象もあります。

それでも、昨年までの堅守速攻を改め、攻撃的なシステムに挑む仙台の意欲は伝わってきました。浦和相手には引いてくるチームが多い中、仙台は前から取りに来るので、浦和DFもうまく回さないとカウンターを食らうリスクの高い試合でした。事実、柏木と槙野のパス交換のミスから三田に走られて手痛い同点ゴールを食らっています。

野津田が倒されたところがノーファウルになった一瞬の隙を浦和がうまく突き、遠藤のクロスを興梠が頭で合わせて勝ち越し点を得ると、決定的な3点目を武藤のスルーパスからラファエル・シルバが決めて勝利を確実にします。このまま、うまく仙台の攻撃をいなして、残り時間をうまく消化して勝てば「さすが浦和」となったでしょう。

しかし、仙台のカウンターを処理した西川が足を痛めたことが浦和の隙になり、左クロスをクリスランに頭で合わされて1点を返され、最後は梅崎をDFラインに入れる5バックでなりふり構わず逃げ切った苦しい試合になりました。美しい勝利ではなかったものの、ベストメンバーを並べればある程度機能することがわかったことが、この日の収穫だったのではと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする