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現実主義(ユベントス対インテル)

2017-02-11 22:53:11 | ワールドサッカー
ユベントス対インテル、映像をチェックしました。8連勝中のインテルが、布陣を3バックに変えて守りを固め、まずはユベントスの攻撃を抑えるという入り方をしてきました。長友佑都はベンチ入りしたものの出場しませんでした。

今回は、イグアインが入ってからのユベントスは初めて見たので、イグアインをチームとしてどう生かしているかが注目ポイントでした。去年まではマンジュキッチ、ディバラの2トップが基本形でしたが、この日はイグアインを1トップに、左MFにマンジュキッチ、トップ下にディバラ、右MFにクアドラードという布陣でした。

この布陣には正直驚きました。動き回ってボールを引き出すディバラのトップ下は十分可能だと思いますが、ポストプレーヤーのマンジュキッチの左MFは正直どうかと思ったからです。しかし、この布陣の意味は、ポストプレーをするのはイグアインと明確に定義するという意味でした。

イグアインは昨年はナポリでセリエA得点王、今季もセリエA得点ランキングトップの15点と結果を出しており、彼が点を取るという役割というのはわかります。マンジュキッチはわき役を受け入れ、左MFの位置から動き回って逆サイドのクロスに飛び込むという、地味なプレーを確実にこなしていました。

この試合は、両チームのGK対決になりました。インテルは1トップのイカルディにボールを集めてきました。そのイカルディのシュートには決定的なのもありましたが、ユベントスのGKは世界でもトップクラスのGK、ブッフォンです。ブッフォンがピンチを防いだことが、ユベントスの1-0という僅差の勝利に結びつきました。

ゴールは偶然にも思えた形でした。イグアインのシュートがクロスバーに当たり、インテルとしては一息つけそうな瞬間でした。そのボールがクアドラードのところにこぼれ、彼の放ったロングシュートが決勝点になりました。インテルGK、ハンダノビッチも好セーブを連発しており、イグアインを無得点に抑えましたが、勝負はそういう微妙なところで決着するものなのでしょう。

イタリアの文化は、たとえつまらないと言われても、勝てばいいというものです。ユベントスは1点をリードしてから、守備的な選手を次々と入れて守りにきました。そういう展開にすれば追いつかれない、それもユベントスの強さなのでしょう。
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