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チャンス到来(稀勢の里)

2016-05-18 21:20:56 | 他スポーツ
大相撲夏場所、今回はスケジュールの都合で生観戦は断念しましたが、ダイジェストで見ています。10日目で稀勢の里が全勝と、ついにこの大器が開花するときが来るかもしれません。そのため、今回は彼のことを記事にします。

稀勢の里は、野球少年でしたが、中学卒業と同時に相撲に転向した経歴があります。相撲では貴乃花以来のスピード出世を見せて、17歳の若さで既に幕下上位でした。同じ時期に幕下にいた、琴欧洲とはライバル関係で、将来は「曙貴時代」のように一時代を作るのではという期待もされていました。

一時代とはいかないまでも、二人とも大関ですから、ある程度は期待に応えたのではと思います。大関昇進は、順調だった琴欧洲とは違って、稀勢の里は長く関脇で足止めを食らいました。理由は、稀勢の里の相撲ぶりでした。稀勢の里は闘争本能で相撲を取る力士で、取組の後で自分の相撲を覚えていないことが多かったと聞きます。

そのため、下位相手に安定して勝つことが出来なかったので、なかなか関脇の壁を崩せませんでした。それでも、稀勢の里は一つ歴史に名前を残しています。それは、史上二位の横綱白鵬の連勝を63で止めた金星です。史上一位の双葉山の連勝記録を69で止めた安芸の海はのちに横綱に昇進しており、新たな期待を集めました。

稀勢の里を育てた先代の師匠、元横綱隆の里の鳴門親方は、稽古量の多さと無理に太らせない指導方針でした。八百長問題が発覚したときも、「鳴門部屋は大丈夫だろう」と言われたほどです。そのため、稀勢の里は力士としてちょうどいい体重です。ただ、横綱を狙うとなると、どうしても白鵬に勝たなければならない壁があります。

この横綱は、下位相手に滅法強く、20数回勝った日馬富士、10数回勝った稀勢の里以外は白鵬戦は大きく負け越しています。追いかける展開になったら逆転は不可能に近い横綱です。しかし、今回は全勝で並んで直接対決を迎えられる公算が高くなりました。初優勝や横綱には絶好のチャンスです。安芸の海の例にならうか、楽しみになってきました。
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