Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

浦和レッズレディース、なでしこリーグ優勝

2014-11-24 20:12:43 | レディース
今日のレディース新潟戦はテレビ観戦でした。駒場はバックスタンド1階まで開放し、5000人を超えるJ2並みの観客動員数でした。皆さんご存知の通り、浦和レッズレディースは新潟戦は0-1で敗れたものの、同時刻キックオフの日テレが湯郷に2-0の勝利で、勝ち点では並んだものの得失点差でかわして優勝を決めました。

テレ玉の浦和レッズ応援番組GGRで、「全力レディース」というコーナーでレディースの選手の出演を多くしているので、私も和田選手のファンになり、レディース戦を久しぶりに見るようになりました。私が熱心に見ていた当時からの主力選手は、堂園と後藤しか残っていませんが、駒場で女子選手が頑張る姿は美しいものです。

ただ、優勝は喜びたいですが、今日の浦和はちょっと優勝を意識し過ぎて硬かった印象です。新潟が前線からプレスに来たので、後ろからのパスはつながらず、いつもの浦和の組織力と運動量で勝つ強みは思うようには発揮できませんでした。相手のキーパーソンの1トップ、ティファニーは高い個人技を持っていたものの、人数をかけて守ることによってうまく消すことができました。

たぶん、この試合で浦和の組織力が機能しなかった理由には、ボランチ猶本の負傷も理由だったでしょう。猶本の代役は本来攻撃的MFの柴田で、柴田のいた右MFにFWの後藤を回し、FWに大滝を入れる布陣で戦いましたが、まだ女子は男子ほど選手層が厚くなく、浦和の組織で崩すサッカーを代役でできるほど、メンバーの厚みが足りなかった印象は受けます。

特に、FWは後藤と吉良が「二人で一人」と思えるほどの連携を見せていたので、この組織を代役の大滝がこなすのはきつかった印象です。大滝を生かすなら、彼女の172cmの長身を使ってアーリークロスでも放り込めば少しは違ったかもしれませんが、今回は普段と同じサッカーをしようとしたので、大滝が生きる戦術ではありませんでした。

スーパーサブ、清家の投入が遅れるなど、この日は吉田監督のベンチワークも冴えておらず、いくら失点の形が味方に当たった不運な形とは言っても、いい試合ではなかったと言わざるを得ません。それでも、リーグ優勝の価値は十分で、この優勝で「国際女子クラブ選手権」への出場権も得たので、会場によっては応援に行こうと、また新たに気分を変えました。
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最年長三賞(旭天鵬)

2014-11-24 19:45:34 | 他スポーツ
先日終了した大相撲九州場所は、旭天鵬の史上最年長の三賞(敢闘賞)も話題でした。旭天鵬は40歳2ヶ月で、40代の幕内力士は戦後まもなくの名寄岩以来という60年ぶりの記録でした。既に高見山が持っていた幕内最年長勝ち越し記録は塗り替えていますが、まさか三賞を取るほどの活躍をするとは思っていませんでした。

旭天鵬の体を見ると、今でも筋肉はさほど落ちていません。長身を生かした安定した四つ相撲も変わっておらず、本人は「来年の九州場所に来て」というファンの願いは「無理だよ」と言いますが、「とりあえず2場所先の大阪場所まで現役」と近いところに目標を置いています。

旭天鵬はモンゴル出身ですが、日本に帰化しており引退後は親方になることが内定しています。大島親方(元旭国)の定年退職時に後継者を打診されましたが、本人が現役続行にこだわって友綱部屋に移って、今では相撲界の「レジェンド」です。

旭天鵬は今では幕内にたくさんいるモンゴル出身力士の走りです。同期の旭鷲山は既に引退してモンゴルで国会議員ですが、90年代の若貴フィーバーの時代を知る、数少ない現役力士です。朝青龍、白鵬に代表されるモンゴル相撲を知る力士を「即戦力」として採用する部屋が多いですが、旭天鵬はモンゴル相撲の経験者ではありません。

モンゴルではバスケットボールをやっていて、相撲のノウハウは日本で覚えた力士です。朝青龍や白鵬が、たまに「内無双」という、手で膝を引っかけて倒すモンゴル相撲にもある技で勝つことがあるのとは異なり、旭天鵬の取り口は正統派の四つ相撲からの寄りです。

怪我も少ない旭天鵬ですが、一度だけピンチがありました。それは相撲協会から禁止されている車の運転で交通事故を起こして、翌場所を出場停止になって十両に落とされたときです。本人は相当ショックを受けて「辞めたい」と言いましたが、夫人の説得で現役を続けたことがありました。

今では、あとどこまでできるかの勝負でしょうが、気力が続く限り頑張って欲しい力士です。




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偉大な記録に並ぶ(白鵬)

2014-11-24 11:51:16 | 他スポーツ
大相撲九州場所は、横綱白鵬の32回目の優勝で幕を閉じました。この32回は、相撲ファンは皆知っている数字で、不滅の大記録と言われた元横綱大鵬の記録です。千代の富士が31回であと1回で届かなかったのに代表されますが、過去に北の湖(24回)、貴乃花(22回)、朝青龍(25回)らが挑んでも達成できなかった数字です。

白鵬は、入門当時は体重が62kgしかなく、相撲の世界には不向きと思われていました。元幕内竹葉山の宮城野親方が救済の手を差し伸べて入門できましたが、最初の時点では相撲向きには見えなかったです。それでも、宮城野親方はまずは稽古をさせずに体重を増やすことからスタートして、体重が80㎏になった時点でようやく稽古が許可されたというエピソードがあります。

しかし、白鵬の場合、今の150kgを超える体はかなりの部分を筋肉で増量しています。体組成計に乗ると、筋肉率の高さに測定者が驚くほどで、昔のように「力士=メタボ」という図式は当てはまらない力士です。実際、今の相撲界は、ベスト体重より重くて動きが鈍いと判断すると、力士が自分で減量する時代です。

白鵬の取り口を見ていると、下位力士相手にはよく見て取り、日馬富士や鶴竜相手には全力で取ると相手によって立ち合いを変えています。それが理由で、金星配給数が9個と大鵬や千代の富士と比べても極端に少ない数字を誇っている安定感が売り物です。年間最多勝を8年連続で受賞するなど、一桁勝利のような不成績もほとんどない横綱です。

昨日の鶴竜戦は、まさに白鵬の持っている潜在的なスピードを発揮した相撲で、これを大事な一番に取っておけるのも大横綱たるゆえんです。しかも、寄り一辺倒ではなく、タイミングの良い投げで仕留めることもできるなど、相撲に必要な技術も十分に持っています。この勢いがあれば、夢の優勝40回もありうるのではないかという期待もしたくなります。

また、白鵬の優れているところは、横綱昇進後に休場が一度もないことです。大横綱は大鵬も千代の富士も、常に負傷との戦いで、休場は多かったですが、怪我をしないのも鍛錬の力でしょう。巡業にも常に足を運び、十両から稽古を観察するなど頭の中も稽古しており、まだまだ死角はなさそうな雰囲気です。
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