Kobby loves 埼玉&レッズ

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大相撲九州場所終盤戦

2012-11-23 20:27:53 | 他スポーツ
一年納めの九州場所ですが、ここ5年は白鵬が連続して優勝しています。かつての大横綱、千代の富士も九州場所は得意にしていて、荒れにくく本命が勝つ可能性が高い伝統は続いています。暑くなくコンディション調整が比較的やりやすいのが理由ではと思っています。

話題は新横綱の日馬富士に集まりましたが、序盤戦こそ1敗で追走していましたが、終盤戦に失速しました。今場所は横綱土俵入りをいろいろなところでやっていたため、稽古量の絶対値が足りないという師匠の伊勢ヶ浜親方の指摘も受けています。終盤戦でスタミナ切れしたのは稽古量の可能性はありますが、今までうまく行きすぎていた感もあり、二場所連続の全勝優勝のようにはいかないでしょう。

白鵬は昨日、安定感の象徴である年間最多勝を6年連続で受賞しました。この横綱は下位相手に滅法強く、豪栄道や栃煌山といった実力のある力士にも対戦成績で圧倒しています。相星決戦や決定戦など大事なところで負けることが多いので、今年1回しか優勝していないのが信じられません。今日の時点で1敗は白鵬一人で、2敗は既におらず3敗も旭天鵬一人なので、明日白鵬が勝つか旭天鵬が負ければ優勝が決まります。

大関陣は把瑠都が負傷で大関陥落が決定し、琴欧州は辛くもかど番を脱出しましたが、琴奨菊は残り2戦を連敗すると陥落という厳しい状況です。稀勢の里が何とか二桁勝利をコンスタントに挙げていますが、ここから横綱を狙うのは厳しい状態が続いています。日馬富士が横綱になるまでは大関が6人という、史上初の豪華番付でしたが、お互いが潰しあうのでいつまでもは続きません。

下位の力士では妙義龍は残念ながら負け越しましたが、前頭2枚目の松鳳山が勝ち越しを決め、新三役が濃厚です。松鳳山は勝つときの豪快な突き押しが美しく、この相撲を続けて欲しいと思っていましたが今場所は開花の場所になったようです。二桁勝った旭天鵬もベテラン健在の活躍で、来場所は横綱大関と当たる位置に来るでしょう。

先場所、期待の力士に挙げていた新入幕の常幸龍は、幕内が最初の壁になったようで苦戦しています。十両力士が入幕すると、幕内の力士は立ち合いがうまいと言うことが多く、常幸龍も下で見せていた驚異的なスピード出世は一時ストップのようです。あと二日、九州のファンにいい相撲を見せてくれるよう、期待しています。
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下克上(11/23千葉対大分)

2012-11-23 19:57:44 | 他チーム
今年初めて導入されたJ1昇格プレーオフは3位から6位までのトーナメント戦でした。順位で有利不利が出るように、3位と4位は初戦をホームで戦え、引き分けに終わったときは順位の上のチームの勝利というルールでした。このルールなら3位京都は2引き分けでも昇格できますが、6位大分はなにがなんでも2勝しないと上がれません。

このルールなら順当に京都が勝つと予想していましたが、意外にも決勝戦のカードは5位千葉対大分になりました。引き分けでも昇格できる千葉が、同点で終盤に来たらどう戦うかは見所でした。

試合は千葉が押しぎみに進めました。3バックの大分が千葉の左サイドにスペースを与えるので、千葉は左SBの渡辺と左MFの谷沢をうまく使ってクロスを狙いました。ターゲットが藤田一枚しかないので、なかなか合いませんでしたが、ボール支配率なら圧倒していました。

苦しい展開だった大分は、左アウトサイドのチェ・ジョンファンのクロスが頼みの綱でした。京都戦で4得点の森島が高さで競り勝つ場面もありましたが、決まりそうな場面はあまり見られませんでした。それでも大分は回数こそあまり多くないものの、カウンターでチャンスを作り、チームとしては意図通りに戦っているというのは伝わってきました。

前半は0-0で折り返しました。優位だった千葉は前半の戦い方を守りながら、あまり使えなかった右MFの米倉のスピードを生かしたいと思っていました。逆に大分は同点の展開が続けば、引き分けでは昇格できない以上、早めに勝負してくることが考えられました。

千葉は少しずつFW藤田に縦パスが入り始め、大分としては苦しい展開でしたが、大分はベンチに元千葉のFW林、ベテランFW高松を置いており、彼らの使い方が勝負のポイントでした。このままスコアレスドローが濃厚になった後半41分、森島のパスで抜け出した林のゴールで不利だった大分が勝ち越します。

この後が昇格プレーオフらしい展開で、千葉は最後の交代枠で長身FWオーロイを入れてパワープレーを挑んできました。前に蹴る千葉とひたすらクリアの大分の戦いは、お互い昇格を賭けた一戦だけに激しい展開でした。

結果は1-0で大分の勝利に終わり、6位からの昇格は見事な下克上です。チーム消滅の危機を寄付金で乗り切ったチームだけに、J1でもその気持ちを見せてくれることを期待しています。
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