Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

茨城県古河市の思い出

2007-12-07 21:51:02 | 雑記
以前、私が元気で行動力にあふれていた頃、よく埼玉県の北部や隣の県に自転車で出かけていました。さすがに一日で往復するのはちょっときついので、駅前のビジネスホテルで一泊して、帰りはあまり飛ばさずにゆっくり帰っていました。

その自転車の旅の中でも、特に印象に残っているのが、茨城県古河市です。電車で行けば大宮から一時間もかからない街ですから、わざわざ出かけようとは普通は思わない街です。しかし、浦和から自転車で出かけると、行動半径のちょうどぎりぎりくらいなので、どんな街か見てみたくて行ってみました。

その印象は、季節が新緑の5月と最高だったこともあって、素晴らしい思い出になりました。古河は駅前は普通の店が並ぶ商店街ですが、タイルを貼ってきれいに見せています。また、街の中心部からちょっと離れれば、緑鮮やかな街路樹が出迎えてくれます。

古河は室町時代に北方の守りの前線基地だったところで、古河公方という要職に置かれた大名が治めていた土地です。江戸時代も城下町で、残念ながら本丸の跡は荒れ果てた野になってしまいましたが、ほんの少し、面影を残すものがあります。

それは鷹見泉石歴史館という和風建築の建物で、畳の部屋に上がって庭園を眺めたり、井戸やかまどの跡を見たりできます。鷹見泉石は、江戸末期の武将で、大塩平八郎の乱を鎮圧したり、藩に学問を奨励したりした文武両道の人です。

地方の武将ということで歴史の教科書には載りませんが、地元の人は英雄として語り継いでいるのですね。宿場街の浦和には、そういう後世に名を残す人が出ませんでしたから、ちょっとうらやましかったりします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする