Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

給水栓の移設 これは本職

2015-06-25 21:45:45 | ウッドテラス作り
前日来ウッドテラスの施工を行っていますがそれに伴い
給水栓の移設を行います 便利に使えた方が良いですよね




前日にデッキ部分にフェンスを取り付ける
準備は済ませていますが 生憎お天気が持ち
そうに有りません 予定を変更し、このテラスの
左奥に給水栓を移設しましょう






現在は奥に有るエアコンの室外機の向こうに
散水栓が有ります そこからこちらまで持って
来る様に床を組立てる前に逃げの配管はして
置きました






この程度の仕事ですから何処へ行くのにも持って行く
小道具と簡単な継手関係が有れば仕事は終わります




これに絶対にこの高さと言う決まりは有りません
使う人が使い易い場所で結構です ただ少しだけ
考える必要も有ります






床束の出来るだけ右端に給水口を設置したいですが
この右側が束からはみ出すので切り落しました






立ち上げのパイプはこの辺で良いでしょう
エルボの入り代を見てパイプを切りました






この給水管は HIVP (ハイインパクト ビニールパイプ)
と言う名称でかなり強度が有りハンマーで殴ってもまず
割れません HIVP 用の接着剤を使い継手を入れました
白いのが接着剤で透明の物より塗り忘れが少ないので
これを指定する建築現場も有ります






パイプの切断面はリーマーを使い内外面共に
面取りをします




立ち上げ管を接続しました 接着剤を両方に塗り
差し込めば良いのですが 素人さんや見習いの人が
すると不思議と漏れる事が有ります ちょっとだけ
調味料の必要な作業です




給水栓の高さはこれ位でしょう






雁首(給水エルボ)を差し込む所でパイプを
切りました






給水エルボを取り付けました 赤いのはキスプラグと言い
蛇口を付ける前の内部ネジの保護やゴミの混入を防ぐ為に
取付けておきます




保温材を巻きます 第一の目的は冬場の凍結防止
併せて直射日光に依るパイプの劣化も防ぎます






端を斜めにカットします






縦の方も片方は斜めに切り落して巻くと
曲がり部分に添った形になります






保温材の上から粘着テープを巻きます これは下から
上へと巻くのがお約束 そうすると重ねの部分が下を
向きます これを逆にするとこの部分に汚れが溜まります
皆さんのお家の保温材は正しく巻けていますか?




給水口を床束に固定しましょう






先程先端を切り落したので ビス用の穴が無くなりました
ドリルで下穴を開けてからビスで止めましょう




下の方もここへサドルバンドで止めれば良いですね
給水工事で大切な事、水漏れを起こさない
給水栓は確実に固定し動かない様にする
どちらも検査対象に含まれます






蛇口を取り付けます 白いシールテープ これの厚さは
数字上どのメーカーも同じなんですが 手触りで薄い奴も
有れば厚いのも有ります 私は薄い物が好みです
乾くとゴム質に硬化する ヘルメシールも併用します






シールの巻き数は 9回 この給水エルボと この
蛇口の組み合わせなら これだけ巻いた方が良い
ですね ヘルメはシールの上からネジの先に少し
だけ塗布します 
蛇口をあまり左に寄せると壁に当って蛇口が回り
ません その辺りも考慮して右へ一杯寄せました




決まりが無いと言いながら床から 60cm 程度が使い易い
ですね これでバケツも蛇口の下に入り 水が跳ね難い
高さです





TOTO の万能ホーム水栓 洗濯場や外部の散水用などホースを繋ぐ所で良く使う蛇口です






さて奥へ行きましょう 現在はこの様な状態です
この地中散水栓から先行配管しておいた給水菅に
繋ぎます






散水ボックスの中に入っているのは ホースニップルが
付いた散水栓 この蛇口にはネジが切って有るのでこれを
利用しましょう






フリーチューブと言うステンレスの蛇腹(ジャバラ)
これの袋ナットのネジが合います






必要な長さのフリーチューブに保温材を巻きました
散水栓の蓋の穴 少し小さいので大きくしましょう






相手は柔らかい樹脂なのでホールソーは何でも良いでしょう
木工用の 40mm を使います アタッチメントを使い充電
ドライバーにセット






実は一度穴を開けた芯の無い所でホールソーを使うのは
大変難しいです これが金属なら裏板を当てるなど工夫
しないとホールソーは使えませんが ここは慎重に力技
で進めました






散水栓にフレキ(フリーチューブ)のナットを締め込み
給水管に繋ぎます こちらは事前にフレキが使える様に
部材をセットしておきました






蓋も綺麗にしまりました、開閉も出来ます
少しやっつけ仕事ですが 床の斫りなどの
仕事を避けてこんな方法を取りました






さあこれで表の給水栓が使えます 便利に使えたら
良いですね





紫陽花も瑞々しく咲いています 梅雨の時期に似合う花です
以前なら散水ボックスの中に蛇口を残すのが嫌でした 隠ぺい部や日常点検が
し難い所にパッキンを使うのは良く無いからですが 最近はこんな事も意地にならず
柔軟に対応しています 久し振りの本職作業 次回はまた偽物の大工さんに変身です

前回の作業 【 ウッドテラス フェンスの用意 】

次の作業 【 ウッドテラス フェンスの取り付け 】


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4 コメント

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面白いです(笑) (ヒゲオヤジor toriton)
2015-06-26 07:56:25
大分のtoritonです。おはようございます。
始業前朝一番にチェックするのがkinoさんのBlogなのですが、ここ数日大変面白く(失礼)拝見させていただいてます。
私も日曜大工が好きで、たまにあれこれつまらない物を作って反省の日々を重ねているのですが、kinoさんはやっぱり素晴らしい、自転車の整備に掛ける気持ちがウッドデッキにも現れてますね。
こんな自転車外の書き込みも期待してますので、あれこれ教えてください。
返信する
ヒゲオヤジor toritonさん (Kino)
2015-06-26 17:22:03
ご無沙汰です お変わりはないでしょうか どうされているのかと良く思い出しています

有難うございます 男の人は、物を作ると言う事が好きな人が多いかも分りませんね
私の関係する建築でも 建物を解体するより建てる方が断然面白いです

今回の素人、大工工事も 自転車の整備もどちらも本職で無いと言う事では同じなのかも分りません
じゃ今回の設備工事はどうなのかと言うと 取り組むスタンスが一生懸命と言う処は一緒ですね(笑)

現場工事の事は記事にするなら幾らでも書けるのですが 少し難しい処も有ります
最近は個人情報の観点から 現場での図面も他人の目に触れない様に気を付けています

誰かに何が建つのですか?と聞かれても 解りませんと答えています(そんなはずは無いだろう 笑)
今回の一連の記事はそんな中では特別ですね

有難うございます 人の目に触れても問題にならない程度にまた書かせて頂きます 久し振りにお名前を見れて嬉しかったです
返信する
Unknown (DUCK)
2015-06-26 20:26:52
さすがに今回の記事は本業!(ですよね?)
とても興味深く拝見し、すごく勉強になりました。


ウッドデッキの完成が見えてきて楽しいですね。
返信する
DUCKさん (Kino)
2015-06-27 18:45:17
これは本業ですね

ウッドデッキももう完成です 子供が玩具で遊んでいる様な感覚なんでしょうか とても楽しく作業が出来ました
返信する

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