Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームに ヘッド小物を圧入する

2017-10-23 20:05:56 | シティサイクル 塗り替え
色の塗り替えの為に作業を進めているシティサイクルですが 部品の整備も概ね終わりました
今回から組立てに掛ります まず一旦取り外したヘッド小物を圧入しましょう




最初はピンク系だった色をマットなカーキ色に塗り替えたフレームです
分解した色々な部品の整備も終え 今回から組立てに移ります まずは
ヘッド小物の圧入から始めましょう




メンテスタンドの足元にはフロントフォークや
必要な工具を用意しています






工具と洗浄を終わらせたヘッドパーツ一式です








フロントフォークにはまだ塗装をした時の
マスキングテープが残っています それを剥しましょう






塗料が付かない様にしていた スレッド部分と
クラウンレースの装着部です






まずはフロントフォークにクラウンレース 玉押しを
この部分に取付けます






錆を防止する為に廉価なリチウムグリスを用意しました
それを玉押しを取付ける部分に塗布します 回転性能に
関与しない所なのでグリスは何でも OK です






このボールレースを圧入する為に使うのは HOZAN C-435
フォーク下玉押しスライドハンマー と言う専用工具です






工具を上下にスライドさせ フォーククラウンに入れた
玉押しをかち込んで行きます




これで隙間無く 真っ直ぐに玉押しが圧入出来ました






次はフレームのヘッドチューブにヘッド小物の
上下ワンを取付けます これも圧入です






ヘッドチューブの中にグリスを塗布しておきます
これも錆止めが目的です 自転車の錆止め対策は
出来る限りしておいた方が良いですね






ヘッド小物にもグリスを塗ってヘッドチューブに
差し込みます




ヘッド小物を圧入する為の専用工具です 呼称は
一般的に、ヘッドワン圧入工具で通じると思います




先程上部ワンを置いたヘッドチューブの上から
工具を装着します






下部ワンも工具と一緒に ヘッドチューブの下側に
セットします








工具をセットし終えた時 上下のワンはこの様な状態で
ヘッドチューブの先に少し刺さっているだけです




工具自体が回転しない様に 工具の下をモンキーレンチで保持し
上のハンドルを締め込みます 目一杯締め込めば良いです






強い手応えを感じながら 上下ワンはフレームに
圧入されました




はみ出したグリスはなるべく早く拭き取っておきます
そのままにしておくと色々な所を汚してしまいます






これで圧入作業は完了です
フレームの塗装をする時に、圧入パーツを残したまま色を塗っているのを
たまに見ますが やはり塗装の仕上がりに差が出ます 今回の工具が
無くても工夫すればパーツの脱着は出来ます 塗装する時は外したいパーツです





この時期に綺麗な花が咲いていました 上品な色合いですね
自転車を組み立てる時に使うグリス 自転車には余分な油脂は使わないと言う人もいますが
自転車を長く使うなら使った方が良いですね 目的は部品の固着と、錆の防止です
今迄この様にして長く自転車を使って来ました 保管している選手時代の自転車は
43年が過ぎましたがとても良い状態で何時でも乗れます 油脂で汚れたら掃除をしたら
済みますから・・・

前回の作業 【 自転車の塗装 心強い助っと 】

次の作業 【 フレームに ヘッド小物を取付ける 】


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