Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキ ワイヤーラインの取付け

2013-09-19 20:09:19 | わかり易い 自転車整備
長く掛かっている自転車の基本整備 今回は前後のブレーキに
ワイヤーを取り付けます






ここまで整備が進むと残りわずかですね
今回取り付けるワイヤーは再使用しますが
丁寧に手入れは済ませています
その時の様子 【 自転車 ブレーキワイヤーの手入れ 】






前後のブレーキです キャリパーブレーキと
呼ばれる一般的な物を使っています






ブレーキレバーとブレーキワイヤーです






ブレーキレバーに付いているアジャストボルトですが
アルミで出来ています これは良く動かなくなるので
綺麗に掃除をしグリスを塗っておきます




アジャストボルトにはこの様にスリットが入っています
これはインナーワイヤーの脱着を容易にする為のものです




今回腐食防止に使うグリスは Super Lube を選んでいます






ブレーキのインナーワイヤーの先端、レバー側にはこの様に
タイコと呼ばれる物が付いています これはレバーに依り
形が違うので交換する時には 同じ形状の物を用意して下さい

タイコにグリスを塗ります ここは良く腐食し取り外しが
出来ない事が有るのでグリスは塗った方が良いですよ






ワイヤーの取付けは このレバーの場合、裏側から
行います これもレバーに依り違いがあります






レバー側にタイコを受ける部分が有るのでそこへタイコを
納めます そこからインナーは先程のアジャストボルトの
スリットを通します






レバー内へインナーを通しアウターをアジャストボルトで
受けます




そのワイヤーをリアブレーキまで回します 
このアウターは自転車のバランスを見ながら
何処を通すか決めれば良いですね

又私は左レバーを後ろブレーキにしていますが
これの決まりは無いので 左右のレバーを
どちらのブレーキに使うかは自分の好みで
決めれば良いですね




リアブレーキにインナーワイヤーを仮付けします






このユニバーサルのブレーキのナットには
11mm のスパナを使います これもブレーキに依り
色々ですので それに応じたスパナを使って下さい
※ ここは正ネジです






前回ワイヤーの先端をハンダ付けしているので 先が
ばらけず作業が楽です インナーワイヤーを仮止め
しました






アウターワイヤーの固定にはこのワイヤーバンドを
使います








ワイヤーを固定する前にこのラインを消してしまいます
サドルの前後位置を印した物ですがもう必要ありません 
水性のポスターカラーなので ワックスで拭けば消えます






ワイヤーバンドは後ろと前の二か所で良いでしょう
ネジには小さなマイナスドライバーを使います






ワイヤーラインは真っ直ぐに伸ばした方が綺麗ですよ
また後ろのシート部の曲がりはセンスが表れる部分です




次はフロントです こちらは DIA-COMPE のサイドプル






このブレーキメカのアジャストボルトも良く腐食し
動かなくなります ここにもグリスを塗っておきます






ブレーキレバーへのワイヤーの取り付け方は先程と
同じです こちらもワイヤーを仮止めします 
使うスパナは 8mm 可愛いですね ※ 正ネジです




これでワイヤーのラインは決まりました






携帯用の空気入れを取り付けましょう これを昔から
インフレ―ターと呼んでいます でも外人さんには
何の事か解らないらしいですね






ポンプアダプターの先を B.B シェルに当てて
ダウンチューブに添わせます






インフレ―ターの頭側にポンプペグを取り付けます






これはマイナスドライバーで締め付け ※ 正ネジ






これでポンプが取り付きました ペグのメーカーは
PRIMUS プリマス






CILCA シリカのインフレ―ター 昔のロードレースでは
今の様にサポートカーが伴走する事が無く 自分でスペア
タイヤを持って走っていました そんな状況なので少しでも
早く空気が入るインフレ―ターが必要だったのでしょうね





近くの河原で咲いていた小さくて可愛いお花 オレンジ色が鮮やかでした
次回はブレーキ調整を行いましょう もう少しですね

前回の作業 【 自転車 携帯品の点検 】

次の作業 【 自転車の ブレーキゴムを交換する 】


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4 コメント

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一応、定められています (masa)
2013-09-19 20:32:40
[参考] ブレーキレバー位置に関する規格
日本(JIS) : 「ブレーキレバーは、一般に、前ブレーキ用をハンドルの右、後ブレーキ用をハンドルの左に配置する。」(「JIS D9301 一般用自転車」)
米国(CPSC) : 「後ブレーキを操作するレバーは右ハンドルに付けること。前ブレーキを操作するレバーは左ハンドルに付けること。」(CPSC 16CFR1512


↑自転車組立整備士の資格を持つ者なら知っているはずです
返信する
追記 (masa)
2013-09-19 20:54:42
自転車が普及しだした頃、右左折時に手信号を行う時の安全性からの理由で定められたとか(左側通行である日本では手信号は原則右手で行う)

↑これは自転車屋のオヤジさんから教えて貰ったことがあります

自転車を販売する立場なら守らなきゃいけないのかも知らないけど、乗り手が操作し易い様に自分の好みで左右入れ替えるのには問題無いんでしょうね
返信する
masaさん (Kino)
2013-09-20 00:37:16
1件目のお名前のURL 、とても有名な自転車探検ですが
これを masaさんが管理されていたのですか? 凄いですね

そんな決まりが JIS に有るのは全く知らなかったです
そうであれば 自転車整備を生業とされる方はそれを守らなければいけませんね

>自転車組立整備士の資格を持つ者なら知っているはずです

この資格をお持ちの方達は実際にはどうされているのでしょうね
やはり JIS 規格の通り 右前で全ての自転車を組まれるのでしょうか

スポーツバイクを取り扱っている自転車屋さんでは
ブレーキの左右の好みがお客さんに依り色々だと思いますが
その希望通り組めない事も有ると言う事なんでしょうか
JIS での決まり事を持ち出すと色々と面倒な事が有りますね

安全走行を前提に考えるなら
私は右前の方が自分にとって扱い易いのでその方が良いですね

この問題
ここでは多くの本職の自転車屋さんやメカニックの方もいらして下さっています
実務的には どの様に対処、対応されているのでしょうか
よければ是非 お教え下さい
返信する
誤解です (masa)
2013-09-20 07:25:36
記載したブログで勉強させてもらってるだけで、僕が管理してるなんてとんでもないです(汗)
本文内に参考URLを記載するとマズイかと思いURL欄に書いたのですが 
紛らわしいことをしてしまいました
返信する

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