Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 ブレーキワイヤーの手入れ

2013-08-29 20:11:26 | わかり易い 自転車整備
少しずつ整備が進んで来た古いフレームを使った自転車 
今回はブレーキワイヤーの手入れをしてやります




自転車を分解した時最後に取り外した
ハンドル周りと共にブレーキも一緒に有ります






ブレーキは前後で違う物を使っています これは
後ろに使っている UNIVERSAL ユニバーサル
ワイヤーの先端はハンダで処理をしていましたが
ちょっと解れています




工具は色々なサイズのレンチを用意しました






ブレーキワイヤーの固定ボルトを緩めます
珍しく 11mm なんて大きな頭です ※ 正ネジです






ブレーキワイヤーをレバーから外します
このレバーは裏側で作業します






レバーのワイヤーホルダーから タイコを外します
この辺はどの様なワイヤーにもタイコと言う鉛の
頭が付いているので 構造はそれ程変わりません






前のブレーキは DIA-COMPE ダイアコンペです






こちらのワイヤー止めのナットは 8mm と可愛いです
ワイヤーが外れたので レバーからも外しましょう






サイクルコンピューターのホルダーも外します




ステムの引き上げ棒と臼も抜いてしまいましょう








頭のボルトを緩め臼を下へ落としてやると
双方外す事が出来ます






ステムは CINELLI チネリのバッヂステムです
このバッジは真鍮の小さなネジで取り付けて有ります
外そうとしましたがネジを駄目にしそうなので止めて
おきます 磨けば綺麗になりますよ




ハンドル周りに取り付いていた物は全て外しました






リアブレーキのワイヤーの先端が解れていたので
ハンダをやり直しましょう






今回のハンダはヤニの入っていない物を使ってみます
ハンダコテは何時も 80W の物を使っています 大き目の
容量の物で手早くした方が綺麗に仕上がりますね




ハンダコテの先は汚れたらヤスリやペーパーで
綺麗にします 先が酸化したらハンダの乗りが
悪くなりますね






ワイヤーのほつれた部分をカットします






先程磨いたハンダコテの先端 このままではハンダが
出来ません コテ先にハンダメッキをしてから目的の
物にハンダをします






今回使うフラックスです ヤニの入っていないハンダ
には必要です ワイヤーの先端にフラックスを付けます




コテが 80W も有ればハンダは一瞬で終わります
完了です








さてインナーワイヤーの汚れをパーツクリーナーで
拭き取ってやりました




普段使いの自転車ですが する事は競技用自転車と
同じ様にしてやりましょう






Super Lube スパールーブの DRI-FILM ドライフイルム
スプレーした後乾燥すると 白い物が残りますがそれが
摩擦係数を下げるフッ素樹脂ですね アウターワイヤーの
中にスプレーします






インナーワイヤーには Super Lube の多目的グリス
これもフッ素系です 指先で万遍無く塗ってやります






インナーをアウターへ差し込んで行きます この時の
手応えは凄く軽いものでフッ素効果を感じる事が出来ます




これでブレーキワイヤーの手入れが終わりました
でもここまでする必要が有るのかと問われると
しなくても大丈夫です そのまま使っても何の
問題もないですよ

ただ少しでも良い状態の自転車に仕上げたいのなら
このくらいの手は掛けた方が良いのじゃないかな・・

前回の作業 【 サドルの取付け 】

次の作業 【 自転車 ブレーキメカの整備 】


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