カンパニョーロの縦型パラレモグラム式、初の軽合金リアディレーラーが
Nuovo Record ヌーボ・レコードです 1968年から 17年間作り続けられた
名器と呼んで良いでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a5/86768df6aa7f8174ff7c673112530438.jpg)
先日の日記で 壊れ本来の役目が終わった部品も補修パーツ用として
保管して有ると言いましたが 過去日記 【 カンパニョーロ 補修パーツ 】
このリア・ディレーラーは実動品で予備に保管して有る物です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/f8/2914d3d52209f20e718240e374bd2000.jpg)
ヌーボ・レコードのディレーラーはエンド取り付け部に この様に製造年が
PATENT-00 と言う様に刻印して有ります これは PATENT-77
ただ発売初期の 68年と 69年の物そして 最終期の物にはこの数字が刻印
されていません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f3/25a6993cad14818e2af0188b225a7593.jpg)
パンタ部の裏側 ここにもCAMPAGNOLO の刻印が有りますが
最終期のものはこれも無くなっています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/46/da11b6490fd336680b58f88c20a1679b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/60/e0c020b4dc9adecfa45113d6820a7456.jpg)
ディレーラー取り付け部のピポットボルトと テンションスプリング部の
固定ボルトですが 初期型と比べ文字が大きくなり、全体の角が目立つ様に
なりました その他、CNC 加工での旋盤跡が後期型は良く目立ちます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/da/069de891637bf1b1e8aaed1a59a980df.jpg)
テンションスプリングの装着部 樹脂スペーサーが使われています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/93/7c5397b9e85b25924b29e5a3acdbe07b.jpg)
このヌーボレコードで気を付けるのは このプーリーです
樹脂製のこのプーリーは古くなると何故かヒビが入ります
もしご自分で購入される時 プーリーのヒビに注意されると
良いでしょう
ヌーボ、他の物と見比べてみましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/03/d5352ea1408072e5994fb75ca3c3c4fc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/46/8c15392992e83ec4d79757e7172a0ed9.jpg)
これは PATENT 無し ヌーボが発売され直ぐに購入した
1968年製造の物です ここで注目するのはテンションスプリングの
装着方法 スプリングの引っ掛けがケースの外側でなく パンタ側の
内側に有ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/65/7d48ec25d38044155cdf002d3f3b167e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/5a/b1091bc3cc7ee56b4184c6781d83bf56.jpg)
これも PATENT 無し ただしこちらは 1969年製造のもの
今ロードレーサーに使っています 初期発売から 1年で
テンションスプリングの取り付け方法が変わっています
68年のスプリングは一度分解すると 組み付けるのに
2時間程掛かる厄介な物 整備性を考えての改良だと
想像できます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/28/02af011858f7e2e4b436efb37d8da340.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e8/231ee0ab22d02844d78da652108c13a3.jpg)
これは PATENT-73 どの時期か正確には不案内ですが
テンションスプリング部のポルトとケースの間に 樹脂ブッシュが
入る様になりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/be/afb7167afe6f5b94398e78de8692d2bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/8d/872228c2ec88af7475a9d4b12ad539a6.jpg)
PATENT 無し 1969年と PATENT-77 17年間大きな変更が無く発売初期から大変完成した
Nuovo Record ヌーボ・レコードですが この様に細かな所は改良され続けていました
真剣に部品を眺めていると色々な事が解り 面白いですね
また時間が有る時にこの変速機も整備をしてやりましょう
Nuovo Record ヌーボ・レコードです 1968年から 17年間作り続けられた
名器と呼んで良いでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a5/86768df6aa7f8174ff7c673112530438.jpg)
先日の日記で 壊れ本来の役目が終わった部品も補修パーツ用として
保管して有ると言いましたが 過去日記 【 カンパニョーロ 補修パーツ 】
このリア・ディレーラーは実動品で予備に保管して有る物です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/f8/2914d3d52209f20e718240e374bd2000.jpg)
ヌーボ・レコードのディレーラーはエンド取り付け部に この様に製造年が
PATENT-00 と言う様に刻印して有ります これは PATENT-77
ただ発売初期の 68年と 69年の物そして 最終期の物にはこの数字が刻印
されていません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f3/25a6993cad14818e2af0188b225a7593.jpg)
パンタ部の裏側 ここにもCAMPAGNOLO の刻印が有りますが
最終期のものはこれも無くなっています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/46/da11b6490fd336680b58f88c20a1679b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/60/e0c020b4dc9adecfa45113d6820a7456.jpg)
ディレーラー取り付け部のピポットボルトと テンションスプリング部の
固定ボルトですが 初期型と比べ文字が大きくなり、全体の角が目立つ様に
なりました その他、CNC 加工での旋盤跡が後期型は良く目立ちます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/da/069de891637bf1b1e8aaed1a59a980df.jpg)
テンションスプリングの装着部 樹脂スペーサーが使われています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/93/7c5397b9e85b25924b29e5a3acdbe07b.jpg)
このヌーボレコードで気を付けるのは このプーリーです
樹脂製のこのプーリーは古くなると何故かヒビが入ります
もしご自分で購入される時 プーリーのヒビに注意されると
良いでしょう
ヌーボ、他の物と見比べてみましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/03/d5352ea1408072e5994fb75ca3c3c4fc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/46/8c15392992e83ec4d79757e7172a0ed9.jpg)
これは PATENT 無し ヌーボが発売され直ぐに購入した
1968年製造の物です ここで注目するのはテンションスプリングの
装着方法 スプリングの引っ掛けがケースの外側でなく パンタ側の
内側に有ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/65/7d48ec25d38044155cdf002d3f3b167e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/5a/b1091bc3cc7ee56b4184c6781d83bf56.jpg)
これも PATENT 無し ただしこちらは 1969年製造のもの
今ロードレーサーに使っています 初期発売から 1年で
テンションスプリングの取り付け方法が変わっています
68年のスプリングは一度分解すると 組み付けるのに
2時間程掛かる厄介な物 整備性を考えての改良だと
想像できます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/28/02af011858f7e2e4b436efb37d8da340.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e8/231ee0ab22d02844d78da652108c13a3.jpg)
これは PATENT-73 どの時期か正確には不案内ですが
テンションスプリング部のポルトとケースの間に 樹脂ブッシュが
入る様になりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/be/afb7167afe6f5b94398e78de8692d2bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/8d/872228c2ec88af7475a9d4b12ad539a6.jpg)
PATENT 無し 1969年と PATENT-77 17年間大きな変更が無く発売初期から大変完成した
Nuovo Record ヌーボ・レコードですが この様に細かな所は改良され続けていました
真剣に部品を眺めていると色々な事が解り 面白いですね
また時間が有る時にこの変速機も整備をしてやりましょう
やはり、昔のカンパは美しいですね。
是非一度は使用してみたいです。(手に入りませんが汗)
競技部品としては進歩して行きますが、この後何かでっぷりとした外見、さらに横型パンタになるともう「S」と変わりません。
俺は「S」がどんなに良くてもカンパなんだ!、と言っていたら後輩に笑われました。
この完成された容姿、雰囲気が大好きです
使うには5~6速のロードを組まないと・・(笑)
ロゴがプリントになってしまいましたが
やはりこの凸凹のロゴが良いな そのスーパーレコードも 1987年に無くなってしまいました
自転車としての機能や性能は現在の10速の方が
遥かに優れているのは解っているのですが
この縦型を使った自転車は手放せないですね