アメリカ大統領選はトランプの圧勝でした。
トランプは女性候補に連勝です。
黒人と女性、大統領になるためにはどちらがマイナスかというと、女性のようです。
トランプは女性候補に連勝です。
黒人と女性、大統領になるためにはどちらがマイナスかというと、女性のようです。
貧困層、黒人、ラティーノ、女性の多くは差別的発言(暴言)をくり返すトランプには投票しないと思っていました。
トランプを支持する政治家やコメディアンもあからさまな差別発言をしています。
しかし予想は大はずれ。
小塩真司『「性格が悪い」とはどういうことか』に、ダークな性格の特徴があげられています。
マキャベリアニズム
「力のある人は味方につけておきたい」
「復讐するなら最適のタイミングを待つべきだ」
「自分が不利になるようなことを伝えるべきではない」
「人をうまく動かすのは難しいことではない」
「嘘をつくことも時には必要だ」
サイコパシー
「損か得かを考えることが大切だ」
「他の人が苦しんでいても気にならない」
「他の人のために何かすることはばからしい」
ナルシシズム
「私はほめられて当然だ」
「注目の的になりたい」
サディズム
「人が苦しむ様子をつい見てしまう」
「正直言うと、人を傷つけてみたい」
https://note.com/nenkandokusyojin/n/n5a69b4cb4584
マキャベリアニズム
「力のある人は味方につけておきたい」
「復讐するなら最適のタイミングを待つべきだ」
「自分が不利になるようなことを伝えるべきではない」
「人をうまく動かすのは難しいことではない」
「嘘をつくことも時には必要だ」
サイコパシー
「損か得かを考えることが大切だ」
「他の人が苦しんでいても気にならない」
「他の人のために何かすることはばからしい」
ナルシシズム
「私はほめられて当然だ」
「注目の的になりたい」
サディズム
「人が苦しむ様子をつい見てしまう」
「正直言うと、人を傷つけてみたい」
https://note.com/nenkandokusyojin/n/n5a69b4cb4584
いずれもトランプを念頭に置いたのかと思ってしまいました。
そんなトランプを支持する人が多いのはなぜか。
一つはトランプに希望を見いだしたから、そして自分勝手でいいというお墨付きをもらったいうことだと思います。
「ミスター・デモクラシーに聞く 民主主義退潮と「もしトラ」の危険性」は、スタンフォード大のラリー・ダイアモンド教授へのインタビューです。(毎日新聞2024年10月18日)
21世紀に入って民主主義の退潮傾向が顕著な原因が2つある。
①中間層や労働者層の大部分が抱いている「子どもたちは自分たちと同じような暮らしができないのではないか」という将来への懸念。
グローバル化で製造業が海外移転することに伴う雇用不安。
技術革新に加え、ロボット工学と人工知能の革命が多くの労働力を奪っている。
生活費は高騰し、特に家を持つことができないなど、経済的な余裕を失っている。
②移民の波。
外国生まれの人口の割合が12%を超えるとポピュリストたちが反発を起こす傾向がある。
https://mainichi.jp/articles/20241017/k00/00m/030/146000c
移民に仕事を奪われている。
白人が少数派になるかもしれない。
失業率の高さ、物価上昇、格差拡大などから、子供が自分と同じような暮らしができるだろうかという不安を持つ中間層、労働者層の人に、不法移民という仮想敵を作り、不安感を煽り立てる。
そして、アメリカが強くなるために、
・不法移民を追い出す
・法人税、所得税を減税し、輸入品には高い関税をかける
という解決法を提示しました。
こうした主張に未来への希望を見いだしたのだと思います。
自分のことだけ考えればいい、他人のことを気にかける必要はない、ということですが、不法移民としてアメリカに来たトランプ支持者はこんなことを語っています。
「私は苦労してこの国で生活の基盤を築いてきた。不法移民が新たに流入すれば、仕事も奪われ、治安も悪化する。トランプ氏を完全に支持する」。3歳で母親と一緒にメキシコから「不法移民」として米国に移住し、現在は米国籍を取得した幼稚園教諭のアデリーナ・ペレスさん(54)は訴えた。(毎日新聞2024年10月2日)
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/030/006000cこの母子は1986年にレーガン政権が入国している不法移民を恩赦した恩恵に浴したと思います。
なのに、母親と同じように命がけで密入国した人たちを排除すべきだと言っているわけです。
アメリカファーストとは、自分さえよければいいということです。
困っている人に良心がとがめ、何かしなくては、と考えることはない、
支持者はトランプから自分の欲望に忠実であれというメッセージを受け取ったのでしょう。
トランプ再選を喜んでいるのは強権主義、独裁国家の首脳がほとんどだと思います。
トランプは連邦最高裁判事の高齢の保守派判事3人を若い保守派(極右)判事に入れ替えるかもしれません。
上院と下院は共和党が多数を占めています。
三権分立の維持が危うくなりそうです。
おまけに、米軍幹部を粛清するための委員会を新設する大統領令を検討しているというニュースまであります。
トランプは習近平やプーチンのような独裁者になろうと考えているのではと危惧します。
トランプは、
・ウクライナへの支援をやめる。
・ヨーロッパや日本、韓国が金を払わないと守ってやらない。
・ユニセフなどの国連機関への分担金を出さない。
・世界保健機関やパリ協定から脱退する。
・環境規制は撤廃する。
・地球温暖化対策はしない
といったことをするかもしれません。
厚生長官にワクチン接種に反対するロバート・ケネディ・ジュニアを起用するそうです。
ヨーロッパでもこうした主張をする極右政党が支持を広げています。
トランプの経済政策が成功して、アメリカの物価は安定し、中間層の賃金が増えたとしても、世界はどうなるのかと、ため息が出ます。
まさに、今だけ、金だけ、自分だけ、です。