画家とモデル  -宿命の出会い-

2020-05-24 09:36:49 | 日記

中野京子著  新潮社刊

画家とモデルというと、男性画家と女性モデルを想像しがちだが、勿論それだけではない。肖像画家の場合ならば権力者である王や男性貴族であることもある。そればかりではない。他の理由で同性をモデルにすることもある。本書はそこに視点を当てた本。
こういうテーマで絵を観たことはなかったので新鮮だった。18人の画家のうち知っている、というか聞いた名前は5人、観たことのある絵は2点。まっ、私は絵には疎いので参考にはならないが…。いや、初めて聞く話ばかりだった。なかでもヴァラドンという画家は元モデルだったそうだ。こういう例が日本にあるのかどうか知らないが、私は初めて知った。この画家の話が面白い。
ぜひとも一読をお勧めする。


コメントを投稿