中 一弥画 亦々一楽帖

2011-02-10 14:45:51 | 日記
乙川優三郎 文・監修  講談社刊
実は、先日紹介した中一哉氏には、作家の乙川優三郎氏が300点を選んで編集した挿絵画集がある。それが本書である。
偶に、挿絵画家の原画の個展が画廊で開かれることはあるが、一冊の本になることは稀である。さすが画歴80年の人だけあって見応えがある。一部掲載紙からの転載があるものの、中一哉氏の繊細な筆先は、十分楽しむことが出来る。因みに掲載されている一番古いのは、昭和四年(1929)『本朝野士縁起』(直木三十五)の挿絵。
一見の価値あり。

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