ヒマラヤを越える子供たち

2012-08-08 09:21:01 | 日記

マリア・ブルーメンクローン著  小学館刊

実は、「うつ病」の本の前に読了していた本。
この本のメインテーマは、たった6才から18才の子供達6人が6000mのヒマラヤを粗末な運動靴と簡素なアノラック、そして手袋も持たず、チベットから亡命した感動的な話である。それを手助けした亡命請負人や、インドに着いた子供達を親身に世話した人々も素晴らしい人達だ。
唯、ブログに書くのを躊躇ったのはその背景である。何故、年端もいかない子供達が言ってみれば着の身着のままで亡命を決意し、ヒマラヤを越えなければならなかったのか、なぜ両親は同行しなかったのか?
その根底にあるのは、現中国の厚顔無恥な領土拡張主義である。ここまで来て、ブログを書くのを止めたのだ。自分がかなり過激なことを書く予感がしたからである。書いてもいい。しかし、それには私には詳細なデータが不足している。
読んでいて子供達になんとかしてあげる方法はないのかと思い悩む一方、腹が立って読んでいる間中不愉快な気分を味わった。
しかし、中国が覚醒するのはまだまだ先のことだろうな。

 


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