ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

火焔太鼓

2009-06-07 16:10:44 | 落語
新宿末広亭の6月上席の昼の部途中から高座を聞き、夜の部まで聞いた。
昼主任は歌之介の「坂本竜馬列伝」である。これは、噺をあっちこっちへ跳ばして、また“坂本竜馬”の話に突然戻り、爆笑の渦をまいていた。前にも聴いたことがあり、似たようなネタだったが、いつ聞いても面白い。こういう展開だとネタそのものもその時々の時流で話が変えられると思う。歌之介の世界が広がってくる。一方で、元総理のネタで飛行機のテレビで放送されていたのをとりやめにされた経過から、英語が出来ない元総理と大統領とのやりとりを揶揄した噺にこだわりも見せ、この噺はずっと続けるんだと言い張った。
夜主任は伯楽。子どもが最前列に座っていたので、落語をこよなく愛してもらうために、子どもは長い付き合いになるからと丁寧に、子ども向けの話を枕に持ってきていた。落語は落とし話という説明から小話をいくつか披露。本題は「火炎太鼓」。商売下手な道具屋が市で買ってきた汚い太鼓が実は火焔太鼓であって、屋敷の殿様に300両で売ることが出来たという噺をうまく笑わせながら膨らませて演じる。おじゃんは最近あまり使われていない言葉であるが、久しぶりに聞く。
何回か落語に通うと今まで聴いたことのある古典落語もいくつかある。「真田小僧」も何回も聞いている古典落語である。何故、「真田小僧」と言うかをネットで調べると、真田幸村が若くして合戦の時に、知恵を働かせて、もはやここまでというときに生き延びた伝説から来ているようである。「真田小僧」の方は、知恵を働かせて、父親から上手くお小遣いをまきあげる噺になっている。

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2 コメント

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Unknown ( カモシカ)
2009-06-08 21:07:34
「火焔太鼓」 好きな噺のひとつです。
初めて聴いたのは高校2年生の時。(当時はカセットテープ)

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カモシカさん (つばさ)
2009-06-09 18:46:23
高校時代から落語を聴いていたのですか。
年季が入っていますね。
志ん生の火焔太鼓が有名なんですね。
いい噺です。
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