先日、久しぶりに末広亭に行き、たっぷり落語を聞いた。二つ目昇進の春風亭朝之輔や古今亭始の喜びがほとばしる落語や末広亭初デビューという林家あずみの緊張した面持ちの漫談などを聞くことが出来た。昼主任の小ゑんの「ほっとけない娘」は仏像おたくの噺。最近奈良の仏像を見たりしたので、仏像の表情などうまくて、楽しめた。夜主任が林家たい平の「青菜」である。古典落語で爆笑をとり、さすがに上手い。今風のくすぐりがところどころにも出てきて、よく笑った。テレビでおなじみのたい平ではあるが、古典落語もきちんと演じられる名人である。小三治も派手さはないが、青菜」など滑稽話を得意とする名人であると思っていたら、小三治が人間国宝に認定されたとニュースで報じていた。
小三治は、いつも飄々と演じているので、顕彰されることにあまり興味がなさそうであるが、「あえて言いましょう、とてもうれしかったです」と表現する。しかし、「本当にうれしいのは勲章や肩書じゃない。寄席に来てくれるお客さま一人ひとりが喜んでくださるのがうれしんですよ」ともいう。面白いことは面白いので、あえて「面白そうにやらないこと」という流儀で自然体を強調している。笑いを取るというより「引きの芸」といわれる。落語をやめなかったのは、「人生と引き換えにしてもいいって思うほど、好きな落語だからです。」多趣味で枕も長くなることが多い。落語家としての人間国宝は師匠の五代目柳家小さん、三代目桂米朝(88)に続き3人目である。今回、人物や情景を巧みに描写し、ひょうひょうとした味わいのなかに自然なおかしみを醸し出す芸が、古典落語を正しく高度に体現していると評価された。
小三治は、いつも飄々と演じているので、顕彰されることにあまり興味がなさそうであるが、「あえて言いましょう、とてもうれしかったです」と表現する。しかし、「本当にうれしいのは勲章や肩書じゃない。寄席に来てくれるお客さま一人ひとりが喜んでくださるのがうれしんですよ」ともいう。面白いことは面白いので、あえて「面白そうにやらないこと」という流儀で自然体を強調している。笑いを取るというより「引きの芸」といわれる。落語をやめなかったのは、「人生と引き換えにしてもいいって思うほど、好きな落語だからです。」多趣味で枕も長くなることが多い。落語家としての人間国宝は師匠の五代目柳家小さん、三代目桂米朝(88)に続き3人目である。今回、人物や情景を巧みに描写し、ひょうひょうとした味わいのなかに自然なおかしみを醸し出す芸が、古典落語を正しく高度に体現していると評価された。
私の所からだと小三治は、なかなか生で聴けない方ですが、人間国宝のニュースに喜びました。19日は、天気も悪く山行はパスして、久しぶりに鈴本へ出かけていました。開場を待つ行列の人々も「小三治人間国宝」のニュースを話題にしていました。