4月6日、夜勤明けの勤務で、朝10時半過ぎに勤務をあがれることになった。そこで、前回の末広亭でスタンプ10個貯まって、招待券が一枚あったので、急遽末広亭に行くことにした。12時前に着き、平日にもかかわらず、桟敷席まで人が入っており、やっと椅子席が一つ空いていたので、座ることが出来た。夜勤明けのため、最初の方はどうも眠くて、うとうとしていたが、少しずつ目が覚めてきて、志ん弥、歌之介、権太楼と爆笑して聞けることが出来た。夜の部も人は減らず、一之輔の真打昇進興行を楽しみにしている様子である。2階席まで埋まっていた。そして、小朝が出てきたし、勢朝の話も面白いと思って来てよかったと聞いていたら、勢朝から次はすごい人が出てきますよと言って、出てきたのが、小三治でびっくり。場内は拍手の音がひときわ大きくなる。小三治の噺は、三人旅は一人が寂しい思いをするので、旅は二人がいいというマクラから「二人旅」の話に入る。夜の部の中休みで一之輔真打昇進の口上が始まった。司会を市馬がし、木久扇、一之輔、一朝、馬風、小三治と並んでいた。皆、口ぐちに一之輔をほめて、小三治は大絶賛をしていた。一之輔の大物ぶりは間違いないようだ。馬風の紹介で市馬の相撲甚句、木久扇の声色、一朝の笛と芸を披露していた。小三治会長は実力主義を唱えており、今回の一之輔の昇進は21人抜きといわれている。協会の改革にも着手したともとれる。トリで春風亭一之輔が登場し、『雛鍔(ひなつば)』を演じる。ちょうどこの日は子どもの小学校の入学式で、椅子に座って人の話を聞く苦痛を味わった、という話をマクラにして、本題に入っていった。さすがに私自身が最後になってくると疲れが出てきて、集中が切れがちであったが、噺のうまさは感じた。緊張感をあまり感じなくて貫禄のある話し方である。長い時間座っていたが、満足して、末廣亭を後にする。
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それにしても豪華な顔ぶれで、いい時に行かれましたね。