新宿末広亭は12月28日が寄席の千秋楽である。今年はあまり寄席に行っていなかったので、久しぶりに落語を聞きたいと思い、「芝浜」を聞きに行ってきた。いつものように歌之介の噺は観客から大爆笑がおきていたし、こいる・順子の漫才には、名コンビが成立したと思い、面白かった。トリを務めているのが、むかし家今松である。新宿末広亭の最終日、下席の落日は、ここ数年、今松の「芝浜」が恒例になっているのである。そのため、この日は、一階席は満席になり、2階席も開く。朝11時半には末広亭で並び、前から3番目の席に座ることが出来た。「芝浜」は、師走の時期の噺である。感動とか涙ちょうだいの話になりがちな「芝浜」を今松師は感情表現をおさえて演じている。そのため凝った演出もなく、感動というよりは、淡々と話す中で、心温まる話に出来上がっていて、ほのぼのとした心持となって、あっという間に40分近くの時間が過ぎた。今松の「芝浜」もいいなと思った。今年の笑い納めである。
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2 コメント
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- Unknown (カモシカ)
- 2015-01-01 13:32:02
- 芝浜、いい噺ですね。末廣亭の高座の様子や客席の様子がが想像できます。こちらは東京の寄席通いもしばらくお休みです。2月に沼津文化センターでたい平・昇太の二人会があるので、リハビリ散歩で出かける予定です。
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- カモシカさん (つばさ)
- 2015-01-05 17:34:52
- 今年は、あまり寄席も行けなかったので、師走に芝浜が聴けて、よかったです。2月のリハビリ散歩は楽しみですね。徐々に寄席通いや山にも登れるようになって、末広亭でばったりも楽しみですね。
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