立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

知覧にある特攻兵の美しい銅像

2007年12月19日 | Zenblog
 美しい銅像でした。私心を捨ててひたすら国のために命を散らしてしまった者の一途な心を表現するような像です。しかし、実際には「家族への思い」「自分の未来への夢」「ほんとに明らかにしたかった真理」そして「やっぱり生きたい」という逡巡の気持ち、あらゆるものが交錯したにちがいありません。しかし、そういう女々しいとでもいわれるものはこの像からきれいさっぱりはぎおとされています。
 つまり、戦争を美化しようとすれば、いくらでもできるということです。

 戦争や軍事にひそむ裏の暗闇はもっとひどいものでした。日本軍が沖縄県人に迫った自決、南京大虐殺、他民族を従軍慰安婦として利用したこと、細菌戦の実験に供したこと・・・・、これらを日本の教科書から抹殺しようとするいろいろな試み。今の日本の政府はこれらを隠そうと必死です。

 防衛省の守屋元事務次官をめぐる、大きな軍事利権の明らかになった部分だけでも恐ろしい闇を感じさせます。「死の商人」の金儲けの仕掛けはただならぬものです。

 美しい、崇高な戦争などというものは絶対に存在しません。やむを得なかった戦争もありえない、と思っています。「殺さない。殺されない。」に徹したい思いが強くなっています。

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土楼(4)・・・JungShang夫妻、福建省南部へ

2007年12月19日 | JingShang君からの上海レポート
 土楼の中庭です。3階建であることがわかります。入り口に子ども連れのおばさんがいたので、入らせてもらっていいかを尋ねると「こんな散らかしているけど、いいか」と言って、入場料も取らず普通語で話してくれました。

 中庭に積んであるのは、燃料用の柴です。家庭用のパラボラアンテナが並んだりして、雑然としています。集合住宅なのにアンテナは個別のようです。他の立派な土楼では中庭にも建物を建てたりしています。

 建物の中をそっと覗かせてもらったら台所のようです。竈(かまど)が見えました。水は中庭の蛇口から甕に汲みおくようです。

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土楼(3)・・・JungShang夫妻、福建省南部へ

2007年12月19日 | JingShang君からの上海レポート
 入口から左手に回ったところで撮った外観です。手前は水田で稲刈りが済んでいます。左手は山腹でバナナ畑です。この日は、晴れて暖かく20度以上あったと思います。

 この土楼に住む客家(ke jia=はっか)は、古代に中原の戦火で敗れ中原から逃げ出した人々で、華南に比較的多く分布しているようです。言語も客家語を話し、現地 の人たちの言葉とは異なります。台湾にもいます。台湾の人たちと仕事をしたことがありますが、閩南語を話す人と客家語を話す人との共通後は「国語」(北京語)でした。孫文、トウ小平、シンガポールの李嘉誠(リークァンユー) も客家と言われています。

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土楼(2)・・・JungShang夫妻、福建省南部へ 

2007年12月19日 | JingShang君からの上海レポート
 この土楼を見て「おぉ」と感嘆の声を上げてしまいました。案内してくれたタクシーの運転手は、この土楼に着く前「大した土楼ではない」と言っていましたが、なかなかの壮観です。
 写真は入口から撮ったものです。入口付近に立っているのは妻です。横の車はタクシーです。大きさが判ると思います。

 土楼で有名な地はいくつかありますが、厦門に近いところがよいだろうとzhan州市 南靖県(nan jing xian)の書洋鎮(shu yang zhen)の 河坑村(he kang cun)に行きました。
 南靖県までは厦門からバスで行き、南靖県のバスターミナル前タクシーに乗り込み ました。運転手と料金や時間のことで押し問答の上「有名なところでなくていいから」ということで走り出しました。走ってみると、山道で工事中のところもあり、埃や ぬかるみや、岩がごろごろしているところもあり、結構大変な道でした。往復2時間程かかり、帰り厦門行きの最終バスにやっと乗ることができました。

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