立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

黄河・・・JingShang君、殷墟に行く(5)

2007年10月31日 | JingShang君からの上海レポート
 黄河の鉄橋を渡っています。殷墟のある安陽から鄭州の方へ帰る南行きの列車です。列車が南岸に着いたところです。河は写真の奥が上流で手前が下流です。つまり黄河は西から東に流れています。黄河の水は写真のように黄土を含み土色ですが、鄭州の水道は、この黄河を水源にしていると聞いたことがあります。沈澱すれば、使えるということなのでしょうか。

 安陽は河南省にありますが、河南省は一部黄河の北も含みます。河南は「中原に鹿を追う」と言われる中原に属する地域です。3000年前は現在とは異なり、この地域は亜熱帯に属して、湿潤な気候だったようで、象もいたようです。河南よりもっと西北にある現在の黄土高原といわれる地域も樹木が茂っていたようです。現在の気象条件で考えると、黄河より揚子江の方が文明発祥の条件を備えていたように思われるほど、黄河流域は現在は乾燥していますが、昔はそうでなかったのですね。

 今は上流の乾燥化と流域の過度の取水により、「断流」といわれるような、河水が途中で途絶えて、海まで届かないという現象が1年の大部分あるようです。もう一つの大河である揚子江(長江)は、10,000トンの船が南京まで、3,000トンの船が重慶まで届きますが、黄河は河口から船が入れないことが多くあるということです。

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カキ食うカラス

2007年10月31日 | Zenblog
 葉っぱのなくなった柿の木に止って、カラスが柿の実を堂々と食べています。こういう行状が、人間に嫌われて激しく追い払われるということが最近はなくなったからか、私が近寄っていっても彼は全く動じることもなく平然としていました。
 最近はカラスそのものが、人間に動じるということがなくなってきたのかもしれません。逆に、何十羽というカラスが群れていると人間が怖がるようになりました。
 この場面では、彼と私との関係は全く平和でした。

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カリンもなっています

2007年10月31日 | Zenblog
 カリンがなっています。焼酎につけたり、蜂蜜やシロップにつけたり・・・、のどに効くと聞きましたが、そういう季節になりました。またカリンは「借りん」に通じるということで、マンリョウやセンリョウとともに屋敷に植えると良いという話もありますね。カネが人を幸せにするという思いがよく分かる庶民の私です。

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滑川のリンゴ

2007年10月31日 | Zenblog
 もう収穫期に入っています。リンゴは寒いところがおいしいと聞きますが、今年は十分に寒い時期を迎えたとはいえません。リンゴの容貌は十分に赤く、美味しそうに見えますが、まだここのリンゴは味わってはいません。
 しかし、リンゴの赤くなる季節感と土地環境はいいものです。関西から来た人間には、リンゴ園になっているリンゴを見るたびに、「ああ、リンゴのなる土地に来ているんだ」という感慨が湧きます。

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剱岳に後光が射す?

2007年10月30日 | Zenblog
 剱岳だけが後光が射したように、輝いていました。毎日見ていると、こういう不思議な光景にも出会います。そして、自分一人だけが見たような気になって、悦に入っています。皆さんに少しだけお分けします。

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紅旗渠・・・JingShang君、殷墟に行く(4)

2007年10月30日 | JingShang君からの上海レポート
 「紅旗渠」(こうききょ hong qi ju)です。これは多分ご存知ないと思います。私も、大学生の時に聞いたことがあるような気がしますが、今回安陽に来るまで忘れていました。1960年頃に革命精神で突貫工事、人海戦術で、築いた灌漑用水路です。

 革命精神を学ぶという意味で、歴代の指導者は皆来ているそうです。江沢民、胡錦涛も然りです。クリントン大統領も訪中の際、見にきたそうです。そういえばそうだったかなと思い出す程度の記憶ですが、中国人には安陽というと紅旗渠と連鎖反応する程の教育だったようで、安陽に行って紅旗渠に行っていないと後で後悔するかもしれないと思い、行ってきました。大変な道のりで、当日後悔が始まりましたが、なんとか安陽にもどれました。

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JingShang君、殷墟に行く(3)

2007年10月30日 | JingShang君からの上海レポート
 王宮後でついてくれたガイドさんです。殷墟博物館は周囲との調和から半地下形式で作られており、その入口で撮りました。隣の模様は「子」の象形文字です。朝一番8時オープンと同時に着いたので、客は殆どなく、入口でガイドはどうかと尋ねられ、古代のことを中国語で早口で語られても聞き取れないと一旦断ったのですが、殆ど予備知識もないまま来てしまったので、疑問点を問い合わせたり、見どころを見逃さない為にもガイドがいた方がよかろうと思い直し、頼むことにしました。客は殆どいないので、ガイドさん達は、遠くの所を箒で掃除をしていましたが、ガイドの親玉のようなおばさんが一人を見繕って呼び寄せてくれたのが、この写真のガイドさんです。因みにガイド料は50元でした。

こんな奇麗なガイドさんがついてくれたので、びっくりしました。途中ですれ違った小学生らしき女の子達が、あのガイドさん奇麗ねと言っていたので、中国人からみてもきれいなんでしょうね。

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JingShang君、殷墟に行く(2)

2007年10月30日 | JingShang君からの上海レポート
 殷の文化は、青銅器と甲骨文字に代表されます。

 これは殷墟博物苑にある殷墟博物館の中の展示物の1例で、青銅の杯の蓋に当たる、杯の上半分です。下半分は見つかっていないそうです。これとよく似た杯で、上下一体残っていたのが一つあり日本人が所有しているとのこと。これにより、ここに残っている蓋の下が想像できるとのことです。

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JingShang君、殷墟に行く(1)

2007年10月30日 | JingShang君からの上海レポート
 中国の歴史の初めの方、まだ青銅器時代のころ国家(政府)らしきものが生まれました。その証拠がはっきりと見られるのが「殷墟(いんきょ yin xu)」で、もちろん世界遺産です。河南省安陽にあります。安陽河の南岸に王宮址、北岸に墳墓が残されています。世界史で中国の王朝を「殷(商)・周・秦・漢・・・」と覚えた、あの殷です。
 古代では、安陽河のことを「えん水」(えんすい huan shui)と呼んでいたようです。「えん」は「さんずい遍」に「亘」と書きます。 しかし、「えん」は中国語発音から「かん」ではないかという疑いを持っております。「えん」は日本語読みでは「えん」ですが、中国語読みでは「huan]と発音です。この川の名前にしか使わないとのこと、安陽河=えん河(えん水)は流れ流れて「海河」となり天津市内を通り、海に注ぎます。黄河には合流しないそうです。安陽の地図では安陽河と記されてれています。

 王宮は殷墟博物苑、墳墓は王陵遺址と地図には記されています。写真は南岸の殷墟博物苑の入口です。

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荒波に抗して

2007年10月29日 | Zenblog
 河口から荒波がここまで押し寄せてきています。水に浮かぶ鴨は必死に耐えて泳いでいます。一羽が飛び立ち、泳いでいる鴨を気遣っているような動きです。岸から眺めている私はただ見ているだけですが、「生きる」とはこんなにもけなげなことだと思わずにはおられないような情景でした。

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群れ飛ぶ鴨

2007年10月29日 | Zenblog
 天気の悪い日、鴨が騒いでいます。何に驚いたのが、一斉に飛び立ちました。こういう季節の鳥のあわただしい動きには、心を何か突き動かすものがあります。鳥にも人間にも共通する心騒がす何かがあるのでしようか。

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雪の山に月・・・立山・鋲ヶ岳(16)

2007年10月28日 | Zenblog
 すっかり暮れてしまいました。新川育成牧場を過ぎる頃には月が明るくなっていました。前日が十三夜でしたから、十四夜の月です。月の下でも後立山の白馬岳などが見えています。初めて見る光景でした。これも今回の大きな拾いものの気がしました。

   山新雪 月寒くなく 秋浅し

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日が落ちる・・・立山・鋲ヶ岳(15)

2007年10月28日 | Zenblog
 日が落ちる寸前です。嘉例沢森林公園に行こうと車を走らせ、思いがけなく鋲ヶ岳に登ることになり、後立山の壮大な山の列と、雪の山に心躍らせ、・・・・の一日になってしまったなあ・・・などと思い返していました。
 案内してくれた人と結局お互いに名前も名乗らなかったのですが、・・・。最後に彼が言ってくれた「また、ぜひ会いたいですね。必ずここで出会いましょう」のひと言は、心に沁みました。彼は、決して人なつっこいといったたぐいの人ではなかっただけに・・・

   日が落ちる 心残して 雁の列

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日傾く・・・立山・鋲ヶ岳(14)

2007年10月28日 | Zenblog
 案内してくれた人と別れ、車で下ってきて見晴らしのきくところで、傾いていく夕日を眺めていました。秋の夕暮れを、富山湾の海と富山平野が見渡せるところから見下ろすのは、またとない幸運です。
 やがて、案内してくれた彼が車でおりてきて再び言葉を交わしました。出身は北海道の江差で奥さんの出身は奥尻島なのだが、たまたま30年前に富山に研修に来て住み着いてしまったということ。定年後は何もしなかったのが、友だちに誘われて3年ほど前から山歩きを始め、写真を撮ることと、剱岳に登ることをめざしているということ。・・・などなど問わず語りに話してくれました。どちらかといえば、口の重そうな人なのに、よく話してくれたと思いました。うれしい出会いでした。

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暗くなってきた樹間・・・立山・鋲ヶ岳(13)

2007年10月28日 | Zenblog
 下り道の木々の下はもう暗くなってきました。その向こうから傾いた日の光が斜めに差し込みます。気が急かされるようになってきました。親切に案内をしてくれる人がいなかったら、非常に不安な思いに駆られただろうと思います。最初「一緒についてきてくれるのはちょっと面倒だな」と思ったことが、心中申し訳なく思うようになりました。

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