立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

富山ライトレール

2007年02月28日 | Zenblog
 富山市岩瀬で富山ライトレールの電車「ポートラム」を見ました。
 ヨーロッパの古い由緒ある町を走っているようなしゃれた電車が走っています。最近までJR富山港線といっていたのが、富山市がすっきりと衣替えさせて「富山ライトレール」と称し、ポートラムという低床式の電車を走らせるようになったのです。富山駅北から岩瀬浜(北前船の古い港町)まで13停留所を15分間隔で走っています。
 昨年4月の開業以来なかなかの人気で、乗客数は予想をはるかに越えているとのことです。見たところ、ちょっと乗ってみたくなりました。私の「珍しもの喰い」の性癖が出たのかも知れませんが、好奇心はそそられます。この3月末までは昼間の時間帯、全線100円だそうです。通常は200円です。
 ポートラムが岩瀬浜を出て行くところを写しただけで、まだ乗っていませんが、一度乗ってみようかと思っています。富山ライトレールのHPはhttp://www.t-lr.co.jp/です。
 
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私のマウンテンバイク

2007年02月27日 | Zenblog
 富山市の岩瀬運河(岩瀬カナル公園)にかかる橋の上で、立山をバックに撮りました。安全のために派手めの色になっています。
 マウンテンバイクはいわゆるバイクではありません。山を走り回ったりするための自転車です。普通の自転車とは乗り方、乗り心地がかなり違います。直進性が抑えられていて、急角度にでも曲がれるようにハンドルがつけてあり、かなり無理なカーブでも曲がれますが、失敗すると転倒もしやすいです。タイヤは太くてギザギザが大きく、凸凹道でも走れるようになっています。ギアは21段切り替えです。私は歳ですからもう山道は走りません。これでサイクリングロードなどを走っているのです。
 もう一つ面白いのはトリップメーター?がついていて、速度・走行距離・平均速度・走行時間・走行累計距離・最高時速・現在時刻などが分かります。2年ほど前、電池を入れ替えてからの累計走行距離は約4800キロです。
 もう、十年以上の友達です。走った距離は13000~14000キロぐらいになるでしょうか。 
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昼の月

2007年02月27日 | Zenblog
 昼間、中天にかかる月も捨てがたい魅力があります。まわりに広がる景色が大きく、空が晴れ渡っていると、月が消えずにそこにあるのが不思議な気がします。
 昨日はマウンテンバイクで思い切って足を伸ばし、往復20キロあまり走って海岸の空気を満喫しました。岩瀬の運河をずーっと回って、「富山ライトレール」が走るのを見たり、運河の上に架かる橋から違った角度の立山を遠望したり、かなり疲れましたが走りがいがありました。
 
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スケート靴は休養中

2007年02月26日 | Zenblog
 もう40年にもなる古いスケート靴です。そう、フィギュアの古い古い馴染んだ靴です。エッヂはイギリスの比較的よいもので、靴の部分は国産です。最近のものは、もっと軽くて履きやすいはずです。私には、しかしこれが愛着があって手放せません。
 今シーズンの昨年12月、しばらく休んでいたのを再開しようと、スケートリンクがやっている教室に入りました。調子はよかったのですが、以前ほど体が動かずスッテンと転倒、尾てい骨を強打し、腰までやられました。それで今接骨院に通っています。スケートの回数券はまだ残っているのですが・・・
 というわけで、このフィギュアのアイススケート靴、また休養に入ってしまいました。このシーズン中に現役復帰できるでしょうか?
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雪雲迫る

2007年02月25日 | Zenblog
 昨日は久しぶりに冬型気圧配置になり、風は冷たく雪がちらつきました。本格的な雪にはなりませんでしたが、マウンテンバイクで古志の松原海岸を走ったら、寒くて寒くて震え上がりました。この冬初めて経験したような寒さに「風邪を引いたらやばいな」などと思いながらペダルを必死でこいでいました。海の向こうには雪雲がかたまりになって渦を巻くような感じで見えました。ある部分は妙に明るく別の部分は竜がひそむような黒い渦巻きになって動いていました。
 打ち寄せる波と渦巻く雪雲は北陸らしい景色で恐ろしいですが、ある種の引き込まれるような魅力も感じます。今朝は、一転晴れて、明るく真っ白な立山が迫って見えます。
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妙な地図

2007年02月24日 | Zenblog
 今日は風は冷たく、雪がチラチラしています。さて、昨日書いた南北逆の妙な地図ですが、正式には「環日本海諸国図」といい俗に「逆さ地図」とも言っています。富山県が国土地理院の承認を得て作成・発行したもので、富山県刊行物センター(℡076-432-3111内線100)で販売しています(¥260)。私はまだ持っていません。去年買いに行ったら品切れだったのです。
 私は、たしか網野善彦氏が書いた岩波新書『日本社会の歴史(上・中・下)』のなかの(上)でその地図を見たのです。日本列島と周辺諸国との日本海を通じての豊かな交流の歴史を書いていました。日本海は交通の障害物ではなく、縦横無尽の交通路になっていた、ということを述べていたように思います。
 地図を変えて見ると、世界が変わりますね。世界地図を南北逆にしてみると南半球が浮かび上がります。また、欧米人たちが、大西洋ないしヨーロッパ中心の世界地図を眺めていると、欧米中心の思想を持ち、それ以外を中東とか極東とかいうのも当たり前になるのでしょう。
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高麗神社・・・渡来人の痕跡

2007年02月23日 | Zenblog
 常願寺川の河口近くに「高麗神社」という小さな社があります。高麗(918~1392)はかつて朝鮮半島で栄えた国の名です。日本では「こうらい」とも「こま」とも呼びました。韓国では「コリョ」と呼んでいます。「高麗」ではなくて古代唐に滅ぼされた「高句麗(~668)」のことかも知れません。
 この社そのものの来歴はあまり定かではありませんが、その名前から朝鮮半島なり大陸からの渡来人と関係が深いことは十分想像され、日本海を渡り富山湾に入って上陸した人たちへのイメージがかき立てられます。
 富山県は妙な地図を発行しています。日本海を真ん中に置き南北を逆にした地図です。この地図を見ていると、日本海という大きな交通路を介して、北陸や山陰が大陸・朝鮮半島の文物を受け入れる表玄関であったことが実感できます。
 そういうことを指し示すような痕跡に出会って、「拉致」問題は別にして、ちょっとうれしくなりました。
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立山かすむ。『もう春ながけ?』

2007年02月22日 | Zenblog
 杉花粉情報は海岸・平野部は「多い」、山間部は「非常に多い」と出、気温は3月下旬から4月上旬並とここ二三日完全に春に突入しています。真冬(?)にはあれだけくっきりと姿を見せていた立山も、今ではすっかりかすんで夢かうつつかわからないまま、中空にぼんやりと浮いている感じです。
 接骨院での話題も「今年の夏はどうなるっちゃ?わからんがけ?」といった、少し不安の混じったものが聞かれます。ほんとに地球は、どっなっていくがけ?
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お墓がそびえる

2007年02月21日 | Zenblog
 関西から富山へ来て驚いたことの一つに、田んぼの中や林の脇や街道のそばに大きなお墓がそびえていることがあります。表面には真宗王国だから当然ですが「南無阿弥陀仏」(ときには日蓮宗の「南無妙法蓮華経」)と彫られていて、墓石が巨大なのはもちろんですが、台座の部分も非常に大きいのです。墓石を取り扱う石材店の数も多いようです。そういう石材店で訊いたところ、「それは、火葬場から遺骨・遺灰を全部受け取って大きな骨壺に納め、それを墓の下の台座に納めるからですよ」とのことでした。立山をバックにお墓がそびえている景観も、その信仰の強さあるいは「家」の重さを表わしているようで、なかなか強くて重いものを感じさせられます。
 でも、困りました。私は自分の墓を作るつもりはなく、私の死後大量に出るであろう遺骨・遺灰はどうしたらいいのでしょうか。
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白鳥の北帰行が近い

2007年02月20日 | Zenblog
 今日は3月下旬並の暖かさ。立山の峰々は春霞?にかすんでいるようにぼんやりと見えます。富山市針原の白鳥の里では、かなりの数の白鳥たちが、春の日を喜んで浴びているように群れをなしてゆったりと水に浮んでいます。
 十分に栄養をため込んだ風の彼らは、もう北帰行の時期をすでに計算済みなのかもしれません。専門家によれば、彼らの飛び去る日は例年よりかなり早まるようです。立山を後にしてのシベリアへのきびしい長旅が間もなくに迫っているようには見えない、穏やかな、のびやかな風景です。
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北陸新幹線の工事進む

2007年02月19日 | Zenblog
 長野新幹線を延伸して金沢まで2014年には開通させたいと「北陸新幹線」の工事が進んでいます。この写真は常願寺川をまたぐ橋脚の工事です。「早期完成」「東海道新幹線と結びたい」などと北陸の政財界はにぎやかです。
 私は「新幹線」は欲しくありません。立山の写真を写すとき、人工的な直線が画面をカットしてしまいます。ほんとはそんな気楽な話じゃないんですよね。莫大な公共事業費をつぎ込んで効果は?北陸自動車道はいまだにガラガラで実に走りやすいのです。これでいいの?と思ってしまいます。そして、並行在来線(つまり今の北陸線)は第三セクター化して整理、富山県と新潟県の間つまり「親知らず」あたりは廃線になるともいわれています。身近な鉄道がだんだん庶民の足でなくなっていきます。
 富山県の豊かな自然を突っ切って無粋な新幹線工事が進行中です。
 
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狸が雨に濡れています

2007年02月18日 | Zenblog
 信楽焼の愛嬌のある狸が、我が家の庭で雨に濡れています。こちらに引っ越してくるときに、友人たちが贈ってくれたものです。この狸は、雪に埋もれていても、かんかん照りの暑い夏にも、また今日のような雨の日にも、庭のそこにいてしっくりと収まっています。滋賀県甲賀市の信楽に行くと、表情もさまざま大きさもいろいろ、そして男も女も、ありとあらゆる狸がいて、我々を楽しませてくれます。
 しかし、私の庭には今のこの狸が最もしっくりと来ています。この場所でもう十年来の付き合いです。
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ピアノのささやきが・・・

2007年02月17日 | Zenblog
 昨日近くの大型スーパーに買い物に行ったら、突然「~~さん」と呼び止められました。ちょっとしゃれた格好をしたおじさんで、よく見たら3年前ピアノの発表会、彼はエレクトーン私はピアノというコンビで「茶色の小瓶」をやった相手でした。「また、やろうよ!」と強く言われ「うっうーん」、「ぜひ、やろうな!」と約束させられました。
 ピアノからはかなり遠ざかっています。もうひょっとしたら2年近くになります。その間に左肩の腱板断裂で左手が上がりにくくなって、接骨院に通ったりしています。でも最近、自分の中でも少しずつ「ピアノのささやき」が聞こえ始めていたので、ピアノ練習を再開するよい機会かもしれません。
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富山県東部にも屋敷林

2007年02月16日 | Zenblog
 富山県の西部・砺波地方には、かいにょ(屋敷林)に囲まれた屋敷が点在する美しい散居村風景が広がっています。典型的な形ではありませんが、ここ東部にもその片鱗が見られます。大きく成長した木々のふもとは草や苔で青々としていて、ふと深山に入ったような風情があります。
 今日は立山の姿は雲の中で見えません。立山からつづく、ふもとのやや高台になっている東福寺野が雪化粧している様子が眺められるだけです。
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北前船の艀場

2007年02月15日 | Zenblog
 かつて北前船が往来していた頃、写真の灯ろうの見えるあたりが寄港地の一つ水橋の「はしけば(艀場)」だったところです。沖合に停泊する北前船と艀場のあいだをはしけ舟(艀)で往復していたそうです。今日は沖合から冬並みの荒波が押し寄せています。北前船航路と言っても、今の海運と比較すれば、何とも心もとない輸送手段でした。それだけに、そこには命をかけるような集中力が働いていたことも想像できます。
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