猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ダジャレ王への道

2006年11月04日 23時53分12秒 | ゴンザも隣人!?
ゴンザはなぜかダジャレを好む。

いや。
『好む』というより、生活の中で連発するというべきか。

そして、それを言うだけにとどまらず、ツッコんで欲しがるから始末が悪い。

ダジャレなんてものは、馴れない者(普通馴れていないものだが)にとっては、それがベッタベタなものでない限り、気づかずに聞き流してしまう類のものだからだ。

いつだったか。
ドラッグストアの店頭で『アネモネ』というトイレットペーパーのパッケージを前に、ゴンザが立ち止まり、私に向かって、
「まったく、うちの.....ね~!」
と、何度も言ってきたことがある。

私はなぜ、ゴンザがそこから動こうとせず、何度も同じことを言うのかがわからなかったが、そのすがるような目を見て、これは何かをツッコんで欲しいのだなと、考えあぐね、その末。
ようやく彼の欲している言葉に気づいたのである。

ゴンザ :「まったく、うちの.....」
erima  :「姉もね~.....」
     (これでいいのか?)

ああ、この人。
こんなツッコミ(?)をして欲しいがために、この場所で頑張っていたなんて(泣)
そして、思い通りの答えが得られて、こんなに嬉しそうな顔をするなんて。

そんなの、なんで私に期待し、続きを言わせるんだよっ.....!

しかも、彼のこういったダジャレ趣味に付き合わされるのは、私だけでない。

昨日のこと。

私とゴンザは、IKEAに買い物にいらっしゃるというt-cat様にお会いするため、二人で畑の野菜を持って、激混みのIKEAに行ったのだが.....

会計をしている最中のt-cat様が、その荷物を配送してもらうとおっしゃっていたため、ゴンザは気を回し、そのための手続きをするためのカウンターの場所を事前に確認しておこうと.....
レジ脇で仕事をしているお姉さんにこう尋ねたのだ。

「配送カウンターは、あの奥にあるのですか?」と。

お姉さんは答えたね。

「ハイ、そうです」

これ。
普通の人なら、何の疑問も持たず、そのまま「ありがとう」で済むんだけど。
ゴンザが聞き逃すはずがない。

にやっと笑い、お姉さんに向かい、
「お姉さん、やるね!」

そして、私に向かい、嬉しそうに
「erimaちゃん、聞いた?お姉さんったら、いい腕持ってるよ。ねえ、聞いた?聞いた?」

「聞いたよ。配送の手続きはあそこですか?ハイ、そうです、でしょ?.....ふふ、確かにやるね」

あ、いや。
ここでノッた私も私だが。

これで自分が心ならずもダジャレを言ってしまったことに気づいたお姉さんは真っ赤赤!
自分が悪いわけでもないのに、
「ああ、ごめんなさい~!全然自分でも気づいていなかったんです~」
と、身を縮めて困り果てていらっしゃる。

なのにゴンザはといえば、
「いやいやお姉さん。素敵ですよ」
と、何の事やらわからない褒め言葉をお姉さんに投げかけていて、一人で楽しそうにしていて.....

はあー.....。

これ。
どうしたらいいんでしょうねぇ。
被害者が、家庭内にとどまっているならまだしも、外にまで及ぶとなると.....。

でもね、最近気づいたんだけど、ゴンザがおバカなことを言ったりしたり(ゴーヤバトンとか)する相手って、みんな『お姉さん』だから、これって好意の裏返しなのかも。

なんて、いい意味で解釈してみたり(笑)

被害に遭われたお姉さんたち。
本当にごめんなさいねぇ。

うちの悪ガキときたら、ただ『お姉さん』が大好きなだけなんですよ~。

しかし、ゴンザよ。
ダジャレは時に『おやじギャグ』と呼ばれる両刃の剣であることを、心しておけよ(笑)
コメント (6)
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