猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

親であること、子であること。

2006年07月11日 01時04分02秒 | ルーツ
ときおり。
無性に腹がたってやりきれなくなることがある。

人として許せない人間が自分の親であるということは、とても切ないことだ。

私は冷たい人間だから、普段、母親とは関わらないようにしているが、それでも彼女の理不尽な要求は始終止むことがない。

「友達なんて面倒くさいだけだから作らない」
と言ってはその役割を我々に求め、
「私は人の嫌がることはしたくない」
と、他人には自分の言いたいことを何も言えずいい顔をし、我々には人間として許せないようなことを平気で言う。
「家族なんだから何を言ってもいいじゃないか!」
と、人の心を踏みにじる。
一生関わってゆく家族だからこそ、気を遣う事も、思いやりあう事も大切なのだと言い聞かせても理解しない。
夜中でも朝方でも昼間でも、人が寝ている時間と知ってて、電話をかけてきて愚痴る。
仕事の邪魔をする。
理不尽な要求をする。

昨夜は、彼女にしてはまだまだ軽いほうだが、勝手に夜食を共にすると決めて電話をかけてきて、私とゴンザがゴンザ実家で食事中であることを知ると、こう言い放った。
「なんだよ!私だけ置いてけぼりかよ!」

彼女は。
いつも自分の都合だけでものを考える。
妹が結婚を前提にした彼氏と同居生活を始めることも、ゴンザの嫁として私が生きる事も、彼女にとって都合が悪い時は腹のたつ出来事らしい。

私たち兄弟はみな、彼女に親らしく生きてくれと頼んだことは一度もないのに、彼女は一人の人間としてもきちんと生きられない。
そんなこと、ずっと前から知ってはいたが。

彼女にとっては。
悪い事はすべて他人のせい。

ある日突然子供を置いて家を出たことも。
男に金を貢ぐ事になったのも。
ギャンブルにはまって借金があるのも。
周囲に友人と呼べる人が一人もいないのも。
体の具合が悪いのも。
今、自分の人生がつまらないのも。

驚く事に。
彼女は電球ひとつ、自分で替えようとはしない。
我々が、すべてやるべきだと当然のように考えている。
まだ50代なのに、高速道路のSAでトイレから、駐車スペース1列目、15メートルの距離に停めた車まで、一人で戻ってこれない。
自分で場所を覚えておこうという気もない。
ゴンザが仕事明けに5時間運転して連れて行ってくれた花見も、半年後には忘れ「連れて行ってもらっていない!」と言い張る。
「ありがとう」と「ごめんね」という言葉を知らず、100Mも歩こうとしない。
我々の気を惹きたいばかりに救急車を呼んだり、入院した時などは、1人に頼めば済むことを、兄弟3人に同時に別々に言いつけ、小間使いのごとく扱う。
かといって。
1番気の強い私がキレればそのたび被害は妹や弟に及び、結局は心優しい彼らがワリを食う。
何より、逆ギレと愚痴、悪口は母の専売特許だからだ。

人は
「お母さんは寂しいのよ」
などというが、誰が寂しい人生を選んだのか。
どれだけの犠牲を払ってその人生を選んだのかと、私は思う。
まだ幼かった妹や弟は寂しくなかったと思うのか。
だからといって、私も彼らも、そのことを責めたりはしなかったのに。

私たちは。
子供の頃から。
彼ら.....
もう死んでしまった父に対して、ということも含めて。
親に甘い顔をしすぎたのだろうか。
「親である前に一人の男であり、女なのだから」
「大人には事情があるのだから」
などと、理解した顔をしすぎてしまったのか。
でなきゃ、家出前、家出後にそれぞれの元で言われた、何か都合の悪い事があるたびの、
「お前はあの女(母親)にそっくりだ」
「お前はオヤジにそっくりだ」
なんてセリフも出てこなかったわけだし。
彼らにとっては、都合の悪い事=人のせいなのだろう。
そういや、継母もよく
「あんたは子供を置いて出てゆくような母親の子だから」
なんて言ってたな。
近所の人や、友達の親も、よくそう言っていたが(笑)

妹は言った。
「幸せになれそうになると、そんなはずない、こんなに幸せでいいはずがない、って思う」
と。
確かに私もいつも同じ恐怖に付きまとわれている。
私の人生、こんなに平和で済むわけがない、と。
今までのことを考えると、そう思わざるを得ないのだ。
(詳細はカテゴリ「ルーツ」を辿ってくだされば)
そして.....。
幸せを疑う心が幸せを逃してしまう原因となってしまうのも知っている。

だからこそ、いつもは何も疑わず、私は幸せになれて当然だ、と思うようにし、妹にもそう言い聞かせ、実際自身もゴンザと幸せに暮らしているわけだけど。

母はいつも自分の都合だけでそれをぶち壊す。

私はないものねだりをしない主義だし、他人をうらやむようなことも滅多にしないが。
たまに.....
本当にたま~に。
やりきれなくなっちゃうのよね。
愚痴ですみません。

*明日は楽しくて可愛い記事だよん♪
コメント (10)
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